数学の大問1は

深谷市ある埼玉県公立高校入試に強い彩北進学塾の塾長のブログです。だんだん本格的に寒くなってきました。朝と夜の冷え込みが厳しいですね。

さて、この時期になると中学3年生にいつも言うことがあります。それは過去問や予想問題、北辰テストなどの数学の大問1の時に強調しています。

「絶対に間違えないという気持ちを持って解いて」とか「1問でも間違えたら不合格になってしまうというくらいの緊張感でやってみて」と。

よくこのブログでも書いておりますが、間違えた問題は調べたり聞いたりしてできるようにすればよいわけですが、ところが必ずしもそれがいつもそうだとは限らないのです。中学3年生だけでなく、中学1・2年生でも同じことが言えます。中間テストや期末テストがあるわけですから、絶対におとしてはいけない問題があるのです。

ふだん自分で勉強しているときに間違えた問題をやりなおして正解できるようにすることはもちろん重要ですし、それが勉強だとおもいます。しかし、よく考えてみると、中間テストや期末テストもそうなのですが、入試は1回しかありません。その時に合格できるだけの点数と取らなければなりません。つまり本番では、間違い直しができないのです。本番は1回限りです。その結果で合否が決まってしまう可能性があるのです。

よって、絶対におとしてはいけない問題は、間違い直しをするというレベルではなく、間違えないように勉強をしなくてはいけません。

そこで先ほど挙げた、数学です。

埼玉県の入試問題では、大問1の計算分野だけで半分以上の得点になります。ここをおとしているようでは話になりません。それ以外の問題が難しいので、なかなか同じようには得点できないわけです。よって、この計算問題は100%正解する必要があります。そう考えれば、普段から勉強するときにも同じように間違えないように練習しなくてはなりません。

毎年、数学の大問1は必ず正解するために、時間をかけてきちんと途中式を大きく書いて、慎重に慎重を重ねて、絶対大丈夫となってから次の問題に進んでと何度も何度も中学3年生に言っております。言い方を変えて、1問の重要性をしっかり理解して取り組んで、とも言います。

それでも予想問題や過去問をやると間違えてしまうのです。

大問1の中の小問はそれぞれどの単元が出題されるのかもわかっております。毎日緊張感を持って練習することで、間違えないようになるはずです。計算問題をやる時は本番だという意識で取り組んでほしいと思います。

おそらく中学1・2年生の中間テストや期末テストも数学は最初に計算問題(既習事項)があるはずですので、入試の練習もかねて、そこは絶対に正解してくるという気持ちでしっかりと得点できるようにしておきましょう。

埼玉県の入試では、

文字式の計算、正負の計算、連立方程式、式の値、因数分解、二次方程式、平方根の計算などが出題されるわけですから、毎日こうした計算分野の問題を解いて、速く・正確にできるように訓練しておきましょう。