体全体を使って学習

現在、冬期講習の受講生を受け付けております。

小学部は算数強化、中学1・2年生は英語教科の冬となります。

1科目集中特訓で鍛えます。

さて、最近、というよりここ数年、生徒たちのテキストや教科書ですが、ずいぶんときれいなままの状態なものが増えております。

カバンの中でぐちゃぐちゃで汚い、というのは論外ですが、教科書もテキストもノートも汚してなんぼ、の世界です、勉強は。

中には、折り目すらつけたくないのか、開いたページを持ったままの場合もあるくらいです。

勉強するときは、ただ黙って聞いているだけではいけません。

授業をただボーっと聞いていたって何もできるようになりません。問題を解くときもただ、眺めていたって何にもなりませんね。

授業を聞くときは、うなずいたり首を傾げたり、驚いてみたり・・・

そして、聞きながら疑問に思ったこと、納得したこと、良くわからないこと、先生の会心のギャグなど、メモ程度で構わないので、ノートに自分が分かるように書くことです。板書にしても、全く同じにする必要はありません。自分が後で見て授業を再現できるようにすればいいだけですから、図や記号などフルに活用していきます。

教科書を読むときやまとめるときに、教科書自体に書きこみを入れたり、わからないところをチェックしたり・・・

そして、問題を解くときも、問題文に線を入れたり、わかりやすくするために図や表などを書いたり・・・

そんな感じで学習を進めていくと自然に教科書もテキストもノートも汚れてきます。真っ黒になってしまうものもあるかもしれません。

そして、同じ授業を受けるにしても、同じように問題を解くにしても、ただ聞いているだけだったり、すべて頭の中で考えている場合よりも上記で書いたように手や目、耳など体のいろいろな部分を使っているほうが理解力も定着具合も格段に上がります。

英語などはリズムの言語ですから声も出しますし、体を実際に動かしながら覚えた方がよいかもしれません。テスト中は無理ですが、自分が勉強をするときは何をしても問題ないですから、思い切ってやることができるでしょう。

体のあちこちをフルに使って学習をすると思った以上に効果があるものです。いきなりすべてができるわけではないでしょうから、まずは授業であれば、うなずいたり、メモをしたりしながら受けてみてください。そして、問題を解く際も、テキストに書きこみを加えてみましょう。

たったそれだけで随分と違うと思いますので…