語彙力は大事

昨日、英単語はとても大切だというお話しを書かせていただきましたが、今日は、日本語のほうですね。

日本語、というより国語のお話。

国語の読解力(読解力が何かというのは置いておいて)は、小学3年生ころまでに決まってしまうという話を聞くことがあります。

それでは、すでに小3を過ぎていたら国語はできないのか・・・といったらそんなことはありません。

国語の問題を解くうえで必要なことがわかれば、点数は取れますし、ルールさえみにつけばもしかしたらもっとも簡単な教科になるかもしれません。

ですが、小3云々というより、国語をやっていて、非常に成績を上げたり力をつけるのに支障になっていることがあります。

それが、言葉、いわゆる語彙力です。

語彙力が足らないと、昨日の英語と同じでルールを教えていたもその説明する中で出てくる言葉の意味が分からないので、伝わらないわけですね。

国語の問題をやるときも同じです。

問の意味が分からなかったり、もっと言えば、文章中に出てくる言葉のせいで文の意味が分からないとなったら答えが見つかるはずがありません。

もしも答えになる部分の中に知らない語彙があったらそこを答えにできるわけがないからです。

語彙力=読解力といっても過言ではないくらい国語では語彙力がものを言います。

入試に使われる文章が長くなってきておりますので、その文章中に意味が分からない言葉が10個もあれば、問題を解くのはもちろんですが、内容すら理解できないでしょう。

では、語彙力をつけるにはどうすればよいか…

幼いころは、やはり友と交わり、遊ぶこともとても重要です。

最近はここが欠如している傾向にあります。勉強はしていても遊ばないので言葉の数が限られたものになってしまうわけですね。

それから、読書はよいかもしれませんが、知らないものをそのまま放っておいたらあまり意味はありません。

英単語で、often という単語の意味を見ると「しばしば」と書いてあるのですが、子どもたちに「しばしば」ってどういう意味か聞くとほぼ9割くらいの子どもが間違えて理解しております。

このように間違って理解していると、意味をきちんと理解していないので、内容が全く別になってしまいますね。

普段から、大人がいろいろな言葉を使って接してあげることも大事ですね。子どもだから、と言って、やさしく置き換えることも必要ですが、なんでもかんでも知っている言葉だけで会話をしていたら、成長もありません。

知らない言葉を聞かれたら、その時は、きちんと分かるように説明してあげなくてはいませんが…

彩北進学塾では、小学生の国語の授業では、辞書を使っております。言葉の意味調べをしてもらうためですね。わかっているようで分かっていない言葉は意外に多いものです。

また、上記でも書きましたが、彩北進学塾では、習っている習っていない関係なく漢字も使いますし、言葉もあえて小さい子どもに合わせるようなことはほとんどしておりません。

知らない言葉出てきて、聞かれたらすぐに意味を教えております。また、日常の会話や他の教科でも同様に、できる限り言葉の数を増やすように意識をしております。

ですので、ふだんの何気ない日常が、国語の学習につながっていきます。

言葉の数は国語の力につながると考えると、新聞を読んだり、ニュースを見たり、本を読んだり・・・こういう当たり前のことが当たり前にできている子の方が点数にもつながっているようです

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