予想以上の効果が…

彩北進学塾では、1学期の最後のほうから試して、この2学期から本格的に始めたことがあります。

それは、授業の最後に「作文」を書いてもらうことです。

作文といっても、原稿用紙に難しい内容を書くわけではありません。

普通のノートに書いてもらいますが、最低5行というもので、内容については、基本的には何でも構わないのですが、何もない場合は、「今日1日の感想」ということにしております。

もちろん、学校のこと、部活動のことでもいいですし、塾のことでも自宅でのことでもよいわけです。

中2・3年生については、ある程度やっていく中で慣れてきたら「テーマ」や「書く内容」を指定したり、文字数も指定することも考えております。

狙いはたくさんあります。

・埼玉県入試の作文を意識してふだんからまとまった文章を書くことに慣れる

・感想や意見など自分自身の言葉で物事を伝える練習

・誤字脱字、表現の誤り、文法的な誤り、語句の誤用など、日常から直していける

・ふだん授業を通して接しているが、それ以外の生徒の考え方やさまざまな一面を見ることができる

・書くことが苦ではなくなる

・語彙力を増やす

などの効果を狙っております。

そして、まだ数回ですが、早くも良い効果が出ております。

やる前は、いい加減に書いたり、何も書かなかったり、ただの1日の時系列の羅列だったり・・・を書く生徒が多数いるのではないか、と心配しておりました。

ところが実際にやってみると、嫌だなぁ、とか、面倒くさい、とか言っている生徒でもきちんとした内容を書いておりました。

学校や友達のことが多いですが、深く物事を考えています。相手のことを心配したり、気を配ったり、どうすればクラスが良くなるのかなど真剣に書いてくれております。

これだけでもやってよかったと思いますが、こんなに真剣に書いてくれておりますので、すべてのものをきちんと読んで、一言ではなく、数行で返事(私の感想など)を書き加えております。

私自身が大変かな、と思いましたが、生徒が書いたものを読むのは非常に興味深く、考えさせられるものも多く、全く苦になりませんので、むしろ楽しくなっております。

まずは、書くことがメインですから、不自然なところも多々ありますが、直さずにいきます。ある程度、これが当たり前になってきたら、上記に書いたようなところを直していきたいと思います。

そして、もう1つ考えているのは、中2・3年生には、時々、英語で書いてもらおうと思っております。やはり埼玉県の入試では、英語に英作文があります。5文以上ですし、10点分もありますので、普段から書いていればだいぶ力にもなるはずです。

今後も、ただの学習指導だけでなく、さまざまな面から子どもたちをサポートしていきたいと思います。

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