資格試験のこと

保護者面談でほとんどの方から出る話題が「資格試験」についてです。

英検・漢検・数検・語検の4つの検定を彩北進学塾では行っておりますが、質問の多くは、「どの検定を受けたほうがいいですか?」「何級を取ればよいでしょうか?」「何をやったほうがよいですか?」の3つが多くあります。

前提として、資格試験を受験する目的が「高校入試」のため、という部分がほとんどです。彩北進学塾で資格試験を受験する生徒さんの多くは小学生となりますが、それでもやがて来る高校入試に向けての意識となっております。

まず資格試験を「入試のため」という割り切りで考えるならば、上記の質問にある「どの検定を受ければいいか」と「何級を受ければよいか」については、答えははっきりしてきます。それは、受かりやすいものとなります。受かりやすいというのは、生徒が得意なもの・取り組みやすいものということに言い換えることができると思います。ただ、いくつもいろいろな検定を受験するよりは、どれか1つに絞ってしまった方がよいと思います。

この地域で言えば、本庄高校以上の高校になってくると受験の際に内申点で資格試験を加点項目に入れる際は、「準2級以上」になるからです。深谷第一高校までですと「3級」でも大丈夫ですが、上位高校を目指すのであれば、準2級というところを目標にしていきたいところです。そのためには、あれもこれも、といろいろな検定ではなく、1つの検定を徹底して学習して1つでも上の級をと考えるほうが良いと思います。

彩北進学塾では、中1で4級、中2で3級~準2級、中3で準2級~2級を目指すように伝えております。中3になるとどうしても忙しくなるのでなかなか資格試験の学習にそれほど時間をかけられない状況になりますので、できる限り3級までは中2で取得が望ましいです。小学生のうちから資格試験を受験している生徒は、その流れで中学生になっても受験をするケースが多いのですが、中学生まで何もしていないと、学習の仕方も最初は戸惑いますので、彩北進学塾では、受験者を対象に希望制ではありますが、「対策」も行っております。対策は、先生が教える方もありますが、映像での学習もありますので、選択できます。

「何をやったらよいか」という答えと同じになりますが、対策授業では、まず最初に本番と同じように過去問や予想問題をやってもらって、苦手な分野やできない分野を中心に学習をしてもらっております。資格試験はとにかく勉強しないと受かるはずがありません。そのための勉強が必要になります。普段の学習だけでも頑張れますが、やはり、普段やらないように問題や見たことのない問題もありますので、必ず資格試験に対応した教材を行った方がよいと思います。

資格試験は、上で書いたようなものではなく、学力向上や力試しというような目的で受けるのが本来ですが、その本来の目的とすれば、苦手な科目での挑戦も良いと思っております。苦手なものは誰でも避けがちですが、資格試験を受けることになれば、そのためには学習をしなくてはなりません。自分を追い込む意味でも苦手な科目を学習するきっかけになりますので、そういう受験の仕方もあると思います。

いずれにしましても、資格試験は非常に良い問題が多いので、入試に大いに役立つものです。小中学校の間に最低でも3級という目標を持って、定期テスト期間でない少し時間に余裕がある際にちょっとずつでも学習をしておきたいところです。

埼玉県は高校入試本番の試験も大事ですが、内申点も相当重要です。資格試験も点数の項目になっているわけですから、やはり受験をしておく必要があるのではないでしょうか。

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