埼玉県公立高校入試問題を解いてみて(国語)

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さて、先日行われた埼玉県公立高校入試問題を解いてみての印象や感想などを書いてみようと思います。

まず全教科を通しての感想は、新型コロナの影響で出題範囲が削減されたものの、ほぼ例年通りの出題になったということです。大きな変化を感じた教科はありません。

今回は「国語」について書きます。

一言で言うと、例年よりも若干易しくなりました。

大問1は、小説です。出典は一色さゆりさんの「ピカソになれない私たち」からでした。

いつと同様に記述問題が2題ありましたが、今年の記述問題は1題が本文中からの抜き出し問題となり、比較的易しい問題になっておりました。選択肢の問題も例年通りの難易度の問題となっております。

大問2の漢字・語句の問題。

漢字は、読み→ 1.脱穀  2.迅速  3.催す 

書きのほうは、4.ジュウダン(縦断)  5.ヤサしい(易)しい

ということで、特別に難しいものではなかったです。

問2、問3の文法問題も基本的な問題で勉強をしている生徒にとっては得点できた問題です。

問4は問題とフリップと会話をしっかり理解し、きちんと照らし合わせていけば正解にたどり着ける問題だったのではないかと思います。

大問3は、説明文ですが、出典が河野哲也さんの「人は語り続けるとき、考えていない 対話と思考の哲学」からでした。

説明文とはいえ、少し随筆のような感じの文章だったのと内容が身近なもので読みやすい文章だったと思います。

ここ最近は、芸術や美術のようなテーマが続きましたが、それに比べると読みやすく理解しやすい文章でした。記述問題が2問で、最後の40~50字指定の問題でもしかしたら少し悩む生徒がいたかもしれませんが、語句指定もあったので問題のレベルとしては普通の問題でした。

大問4が古文です。

出典が、徒然草でした。また、文章自体が短いもので、問いも例年より簡単になりました。ここで得点できた生徒が多かったものと思われます。歴史的仮名遣いの問題や動作主を答える問題などしっかりと得点できたはずです。

最後の大問5は作文です。

「ボランティア活動に興味がある理由」のグラフを見て、「ボランティア活動に期待すること」について書くものでした。二段落構成と段落構成を指定され、それぞれに書くべきものが提示されてますので、テーマも含めて書きやすいものとなりました。普段から作文の練習をしていればすぐにでも書けそうな内容で、すらすら書けたのではないでしょうか。

中学1・2年生も解いてみるとそこまで難しくは感じないと思いますので、ぜひ1回目を通してみてください。

問題は東京新聞のページからどうぞ。

ということで、平均点は61点くらいになるのではと予想しております。

次回は、理科と社会について書きます。
国語

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