まだまだ変わる

深谷市にある埼玉県公立高校入試に強い彩北進学塾です。

さて、2月に入りました。23日後が埼玉県の公立高校入試です。私立高校の合格が決まって安心してしまってはいないでしょうか。そして、それ以上に心配なのが、「もうここまできたら今さらやっても学力は変わらない」と思いこんで何もしないケースです。

ちょっとやったくらいで何も変わらないというのは確かにそんなきもしてしまいますが、3週間くらいあるわけですからまだまだ変わります。それは良いほうへもそうですが、悪い方へも変わってしまうわけです。この時期の1時間は3時間くらいの学習に値すると書きましたが、そうなると残りの期間で150時間しか学習時間が取れなかったとしても実質450時間くらいの学習量になります。

まして3週間もあれば、中間・期末テストの時くらいの範囲であれば寛平に仕上げることさえできるはずです。そう考えるとこの時期になって、もういまさら、という考え方は危険ですし、そう考えているのであればむしろそれは不合格になったときの言い訳を作っているようなものです。

前にも書きましたが、頑張っても不合格になる人はいるのです。それは全員が合格できるわけではありませんから仕方がないことです。しかし、何もしないで不合格の人とは全く違います。結果は一緒でもその後の人生は大きく異なります。

私はよく「勉強は、嫌なことから逃げないための練習」でもあると伝えています。高校受験よりも過酷だったり、理不尽だったり、やりたくないことがこれから先たくさんあるでしょう。その時に、受験勉強すらきちんとしないで逃げていたような人では、おそらく嫌なことがあったら常に逃げるという選択肢を選ぶことでしょう。そうなると視野も広がりませんね。受験勉強で必死に最後までやりぬいた場合は、人生においてもちょっとしたことで逃げたりしないはずです。そうなると嫌なこともやってみたら案外楽しかったり、急にのめりこんでそれが職業になってしまったりと、ありとあらゆる可能性を与えてくれます。

受験がゴールではないといつも書いてますが、そういう意味では、点数に直接結びつかなかったとしても、残りの期間で学力は確実につきますし、高校入学後に必ず生きてくるものなのです。

3週間をどう過ごすかは、実は人生の大きな差になってしまうほど大事な時期でもあります。自分を信じて、やれることはすべてやって後悔をおそれずにチャレンジしましょう。