最初が肝心

埼玉県公立高校入試に強い深谷市の彩北進学塾です。

勉強は早く始めたほうが良いとは思いますが、間違った方法を早く始めてしまうとなかなか直しにくいことを感じます。

分かりやすく言うならば英語です。

単語1つとっても違った発音で覚えてしまうと、後から修正するのは結構大変ですし、スペルもそうです。間違って書いてそれが正解だと思って書いているとそちらが身についてしまうので、あとから正しいものを覚えるほうが大変で、どっちだかわからなくなってしまうこともありますね。

最初に学ぶ時、丁寧にきっちりとやる癖をつけてほしいということを言いたいわけですね。

何となく見ただけで、「分かる」となったものが一番怖いのです。分かったつもりは、だいたい分かっていない場合が多く、特に問題をやるとほぼ身についていないという結果になります。当たり前ですが、初めて学ぶものは1回では覚えられませんし、ましてできるようになるわけがありません。勉強だけでなく、すべてのことがそうですね。何かを作る場合もゲームでもそうですし、もちろんスポーツでもそうです。

最初に異なるやり方や間違った理解をしてしまうと、それが本人の中での正解になってしまうのでとても厄介です。

初めて学ぶものは、きちんとした方法や覚え方をして、そしてそれが間違っていないかを確認してください。答え合わせがいい加減な人は、自分のが間違っていても気付かずに丸にしてしまうケースが多々ありますので、なおさら注意が必要です。

そして正しいものを繰り返し覚えていく中で身につけていくわけです。大事なことがもう1つありますが、分かった=できるわけではありません。いつも言っているように、インプットよりもアウトプットのほうが何十倍も重要です。分かった=できた、になるまで繰り返し解くことが重要です。

これから中学1・2年生は期末テスト(学年末テスト)が控えます。ワークをものすごい勢いで終わらせて、テスト勉強終了!となってしまっては、せっかくの勉強が台無しです。最初は丁寧に覚える(インプット)をして、使えるようになるまで繰り返し問題を解く(アウトプット)です。分からない問題は解説を熟読してそしてまた解く。こうしたことを時間をかけてやるわけですから、もう始めないと間に合いません。新型コロナで学校も自分自身も落ち着かないと思いますが、今できることをすぐにはじめてくださいね。