お子様に説明してもらってください

深谷市栄町にある中間・期末テストに強い彩北進学塾です。

中学3年生の社会で「公民」の授業をしていると、生徒にとっては初めて聞く語句が多く、なかなか覚えられない状態になります。初めて聞く言葉は人間はそんなにすぐに覚えられません。ましてや意味がよくわからないものが多く、また、普段口にしないような感じの言葉ですから余計に覚えられません。

おそらくほとんどの生徒が授業が終わるころにはやった内容の半分も覚えていないのだろうと思い授業を行っております。覚えることは大変なのに忘れるのはあっという間です。人間の脳はなかなか理不尽にできております。

私は公民の授業では、何度も同じ語句を繰り返し使い、何度も生徒にも口に出させます。そうして初めて聞く言葉をどこかで聞いたことがある言葉にまずはしていきます。また、説明するときもできるだけ具体的に、かつ、丁寧にゆっくりとたとえを使っていきます。

そして必ず最後に、「今日の帰りの車の中でとか、家に帰ってから習ったことをおうちの人へ説明してあげて」と言います。例えば国会のはたらきやしくみを行ったときであれば、お母さんに国会について教えてあげて、と伝えます。衆議院と参議院と2つあって、違いはこれで、国会の種類は・・・というふうに教えてあげてね、と。

実際にどれくらいの生徒が本当にやっているかは微妙と言わざるを得ませんが、他人に自分が学んだことを説明することはとてもよい勉強方法です。おうちの人でなくても友達でもいいし、誰でもいいわけですね。

自分が習って、学んだことを他人に説明すると「忘れにくく」なります。また、自分の頭の中を「整理」できます。そして、説明するということは理解していないとできませんから、きちんと理解しようと努めるようになります。メリットしかありません。

もしデメリットがあるとすれば、それは、お子様が説明しようとしたり教えようとした時に、聞く側が拒否してしまうことです。忙しいから後にして、とか、そんなの聞いても分からないから、といってしまうと意味がありません。

これは中学3年生に限らず、どんな学年でも、大人どうしでもそうですね。特に小さい時は余計です。未就学児や小学校の低学年ではおそらくもっと意味のあるものになるはずです。

よって、ぜひお子様が塾から帰ってきたら、今日習ったことを説明してもらってください。ついでにお母さん方も学べますし、仮に知っていることで間違っていたら訂正することもできるでしょう。なかなか学年が上に行くにつれて難しくなるかもしれませんが、コミュニケーションを取る機会にもなりますので、ぜひお子様に教えてもらってくださ

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