深谷市の学習塾 【彩北進学塾】
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深谷市学習塾、彩北進学塾です。
以前も何度か記事にしましたが、彩北進学塾では授業が終わった後に生徒には作文を書いてもらっております。中学生は授業日には必ず書くわけですが、これを始めてからちょうど5年が経過しました。
生徒が作文を書くということで作文対策という点から始めたものですが、この効果というかメリットの多さには驚いております。
作文とはいっても原稿用紙によくあるテーマで書くというものではなく、普通のノートに、私がテーマと文字数を決めて書いてもらっております。生徒が書いた作文には必ず返信というかコメントを書いております。
メリット
・生徒が文章を書くことに慣れていく
→徐々に書くことが嫌いではなくなってくるので記述も自信をもって取り組むようになる
・生徒の価値観や意見が良くわかる
→授業だけでは分からない生徒の知らない面を見ることができる
・こちらが思っている以上に本気でちゃんと書いてくれる
→ふざけたり書かなかったりということがない
・漢字の知識や文章作成能力、表現など確認できる
→作文においての添削が常にできる
しかし、この作文は確かにみんな一生懸命は書いてくれますが、中には、ほぼひらがなだけで書く生徒や文字が汚くて読みにくい生徒もおります。さらには、文字が小さすぎたり薄すぎたりして見てない生徒もいるわけです。そして、そういう生徒の学力は低い傾向にあります。学力が高い生徒はまず文字が濃い。そして、間隔やバランスがよく、丁寧です。過去にも文字が薄かったり読めないほど汚くても学力が高い生徒はたくさんいましたが、小さすぎて読めない生徒で学力が高い生徒はいなかったですね。
どの生徒でも、しばらくは内容や文法的な間違い、漢字も含めて、あまり修正はせず、とにかく「書く」ことに抵抗をなくすことが目的となっておりますが、本当に少しずつ直していきます。
生徒一人一人に合わせてテーマを考えて決めております。
このテーマもいわゆる作文のためのもの、ではない時が多いので、そういう意味では生徒のことを良く知ることができます。
真面目なテーマの例
・行きたい国とその理由
・学校に制服は必要か
・日本に死刑制度は残すべきか
・深谷市の魅力は良さについて
・挨拶の重要性
・将来暮らすなら都会か田舎か
・最近のニュースで気になるものとその理由
など
ちょっと変わったテーマの例
・寒い冬に聴きたくなる曲
・好きな数字と色
・歴史上の人物に会えるとしたらだれを選ぶ?
・もしも明日世界が終わるとしたら何をする?
・中間テストの感想・反省・課題
・おすすめのジブリ映画とその理由
・「白」から連想するものとその理由
など
ふざけたテーマ
・なぜゴキブリは嫌われていると思うか?
・自動販売機で売っていたらいいなと思うもの
・和食 洋食 中華 毎日食べることになったらどれを選ぶ?
・1日の出来事をとても楽しそうに書いて
・なんとなく弱そうなひらがな1文字とその理由
・サザエさんの登場人物の誰か1人になるとしたらだれ?
・今だから言える「しまった!」と言える失敗談
など
このような感じでテーマはすでに何百もあるのですが、どんなテーマでも生徒はきちんと考えて書いてくれます。私とのコミュニケーションツールの一つにもなっているので、それもまた良いことです。
「作文」と言うだけで、「え~、やだ~」と誰もがいいそうですし、作文は面倒くさい、嫌いなものとなっている人が多くおります。
そういう意味では毎回このようなことを続けることで作文が楽しくなり、書くことが楽しくなる効果があるのではないかとも感じでおります。
なかなか文字を書かない生徒が増えた今、「記述対策」という勉強で考えるのではなく、ちょっとしたことで書くことが得意に変わってくれたらいいかなとも思います。
文章をたくさん考えて書くということだけでも語彙力もそうですが、学力にも良い影響を与えることができまますね!