3学期スタート!中学3年生の皆さんへ—残り50日をどう過ごすか

本日より、彩北進学塾では3学期の通常授業が始まりました。中学3年生の皆さん、私立高校入試まであと15日、そして多くの方が第一志望校としている公立高校入試まで、いよいよ残り50日です。この限られた期間をどう過ごすかが、今後の結果を大きく左右します。

しかし、ここへ来てもまだ本気になりきれていない生徒や、勉強に時間を費やしているつもりでも実際は効率的な学習ができていない生徒も見受けられます。

時間の使い方を見直そう

学校でも休み時間に勉強している生徒が少ないと聞きます。今年は全体的に緊張感が薄いように感じられます。塾でも、指示された勉強をきちんと実行できている生徒はまだ一部です。スマホに時間を奪われている生徒も多く、授業前後や休み時間にスマホを手放せない様子が見られます。

スマホが勉強の妨げになることは明らかです。実際、スマホを封印して本気モードに切り替えた生徒も徐々に増えてきています。しかし、スマホを封印しただけでは不十分です。その時間が漫画やテレビ、動画視聴に置き換わるだけでは、結果につながりません。

本気度を問う—中途半端な勉強からの脱却

中途半端な努力ではなく、「自分は本当に全力を尽くしているのか?」と自問してください。以下に、本気で勉強していない具体例を挙げます。

文字が雑である
本番を意識した練習ができていないため、普段の答案が雑なままです。本番だけ急に丁寧に書くことは不可能です。普段から文字を丁寧に書くことを徹底しましょう。

間違い直しが作業化している
答え合わせをして間違いを赤で直すだけでは、それは勉強ではなく単なる作業です。この方法では何も身につきません。間違えた問題は、解説を読んだ後にもう一度自力で解き直し、その単元を本当に理解しているかを確認する必要があります。

分からないところを放置している
分からないところをそのままにしていては、本番で急に分かるようになるわけがありません。疑問点を明確にし、塾や先生に相談することが重要です。

家での勉強を軽視している
「塾で勉強しているから」と家や自習での勉強をしないのは大きな間違いです。家庭学習を疎かにしていては、確実な学力向上は望めません。

残り50日間をどう過ごすか

1日中勉強しろとは言いません。しかし、最後の50日間でさえ本気で頑張れない人が、この先に訪れる困難で頑張れるはずがありません。高校入試は何とかなるかもしれませんが、それが通用しない場面がこれから先、何度も訪れます。

せめてこの50日間だけでも、真剣に努力を重ねてほしいと思います。この期間は単に受験対策だけでなく、「決めたことを成し遂げる力」を身につける大切な機会でもあります。

いまだに今年の中学3年生からは、「あの時もっとやっておけばよかった」という言葉が聞かれません。また、「時間が足りない」という声も聞きません。これらはきちんと学習している生徒にしか出てこない言葉です。本気で取り組んでいるからこそ、「もっと時間が欲しい」と思えるのです。

高校合格がゴールではない

もし高校合格がゴールだと思っているなら、それで満足するのも一つの考え方かもしれません。しかし、彩北進学塾は常にその先を見据えています。高校合格はゴールではなくスタートです。この受験勉強を通じて、高校入学後やその先の未来に繋がる力を養ってほしいのです。

本気で勉強に取り組む中で、「ここはこのままではいけない」「質問してでも理解しよう」と考えられるようになってください。分からないことをそのままにせず、解決する姿勢を持つことが、受験生として一人前になるための大切な一歩です。

さらに、勉強量を増やすだけではなく、効率的に学習を進める工夫も必要です。例えば、目標を細かく設定し、1日ごとの達成感を積み重ねることでモチベーションを保ちやすくなります。また、友人と競い合うことや、タイマーを活用して集中力を高める方法も試してみてください。

勉強しすぎ?と思うくらい本気で

「勉強しすぎでは?」と私たちが感じるほど、きちんとした方法で努力を重ねてみてください。その先には、新しい自分との出会いが必ず待っています。この50日間を大切に、全力で駆け抜けましょう。

勉強以外で心掛けること

残りの期間、勉強だけでなく適度な運動や体調管理も非常に重要です。軽いストレッチや散歩でリフレッシュし、気分転換を図りましょう。また、規則正しい生活を心がけ、睡眠時間をしっかり確保してください。

また、「受験生だから」といって家庭での役割を放棄するのはよくありません。普段通りにお手伝いや家事も行いながら、受験勉強とのバランスを取ることが大切です。これもまた、自分を律する力を養う機会です。

保護者の皆様へ—お子様のサポートを

受験はお子様だけの戦いではありません。保護者の方の声掛けやサポートが、子どもたちのやる気に大きく影響します。

進捗を見守る:勉強の進み具合を確認し、必要に応じてアドバイスを。

生活リズムのサポート:早寝早起きや食事管理を徹底して、体調を整える。

ポジティブな言葉をかける:プレッシャーを与えすぎず、励ましの言葉をかける。

また、家庭内で勉強に集中できる環境を整えることも重要です。静かなスペースを用意したり、時間を決めてスマホを遠ざける習慣をつけたりすることで、子どもたちがより集中しやすくなります。

残りの時間を無駄にしない

中学3年生の皆さん、最後の追い込みに全力を尽くしましょう。今、本気になれるかどうかが未来を変えます。スマホやテレビを封印する勇気を持ち、1分1秒を大切にして、悔いのない受験生活を送ってください。彩北進学塾は、皆さんの努力を全力でサポートします。

共に頑張りましょう!