加点法でいきましょう

保護者の方とお子様のお話をしていると、成績の話でも運動の話でもどんな話にしても、子どもの「できない」「悪い」ところばかりを耳にすることが多いです。

テストなどが返ってくると、「国語が点数が悪くて・・・」とか、「数学が全然できなくて・・・」とか、「ほとんど家で勉強しているところを見たことがなかった」などです。

他にも「うちの子は○○が全くできないから困ってしまう」や「なんとかちゃんはこんなにできるのに、うちの子は何でできないんでしょうか」などもよくあります。

おそらくこれは生きていく中で子どもや学習のことに限らず、何でもそうなりがちです。

だれもが容姿や性格、その他何かしらのコンプレックスを持っていると思いますが、それを気にしてばかりいてはいけません。また、それを何とかしようとして、結局は無駄になってしまうことが多いでしょう。

今まで見てきたものは、すべてが「減点法」ですね。悪いところやダメなところばかりに目が行ってしまうので、心がいつもマイナスになってしまいます。他人と比較したり、劣等感を持っているのはよくありません。

そうではなくて、ぜひ「加点法」で行くとよいかと思います。

良いところやできるものがたくさんあると思います。そこを伸ばしていけば、マイナスの部分が気にならなくなってくるのです。

自分自身のことであれば、加点法にすることで、悪いところを気にしなくなりますから心も元気になり、明るくなっていきます。

先ほどの成績の例で言うならば、やはり子どもの良いところをしっかり見てあげるということです。良いところがたくさんあります。

悪いところやできないことなどは、確かにわかりやすいですし、何とかしたいという気持ちもわかりますが、その前に、まずは良い点をしっかりと認めてあげることが大切です。そうすると、それが自信になり、できないことにも挑戦してみよういう気持ちになったり、自然と良い方の力でダメなところを引き上げてくれることが多々あるわけです。

ふだんから良いところや優れているところを認めてあげることはとても重要です。人間は誰もが「認めてほしい」という思いを持っております。他人から認めてもらうことが、自分の存在価値を高め、最終的には自己肯定感につながっていきます。

そして、このマイナスのところはぜひ塾にお任せください。

学習のことは塾に任せていただければ、と思うわけです。

もちろん塾でも、加点法で行くわけですが、出来ない部分もうまくできるように、そして、自学自習できるようにスモールステップでやってしていきます。

中学部は多くの時間を塾に割いていただくことになってしまいますが、時間をかけることでしか学習成果を出す方法はないと考えております。