応用・発展問題

中3生にとっては、もう受験はすぐそこという段階になってきましたね。私立高校入試まではあと41日となりました。

公立高校もあと78日ですので、2か月ちょっと。当然といえば当然ですが、授業中の中3生の授業の取り組みや姿勢というものはだいぶ緊張感も出てきて、非常に雰囲気自体も受験学年となってきております。特に、今年度の中3生は、熊谷西高校や熊谷高校などの上位高を受験する生徒が多いのでよい集中力の中で学習に取り組んでいます。

この時期になるとどんな問題をやればいいのか、あるいは、そもそも何をすればいいのか悩む場合も多いようです。

やるべきことは塾生には伝えてありますが、難しい問題や発展的な問題をどうするのか、その辺が良くわからない生徒も多いようです。

応用問題や発展問題というものは、基礎基本の問題の組み合わさったものと考えればいいと思います。気持ちの面で最初から応用問題はむずかしいから解けないかも、という弱気な感じではダメですね。どんなに難しそうに見えても、すべては習ったものが組み合わさっているだけですので。

そこで、応用問題や発展問題などで悩んでいる場合は、いったん、基礎的なものへ立ち返ってみるのも良いでしょう。例えば、教科書をもう1度読みなおしたり確認をしてみたりすると、意外にも忘れていることや抜けていること、勘違いしていたものなどがたくさん出てくると思います。あーそうだったのか、という再発見ができる可能性もあります。

要は、基礎基本がおろそかになっていると応用や発展問題など解けるはずがないということです。受験が近くなると難しい問題をやりたがる生徒が多く、その気持ちも良く理解できますが、あえてここで基礎をもう1度確認することが遠回りのようで近道なのです。基礎が抜けている段階では、頑張っても応用問題を解き切れることはないでしょうから、教科書や基本的な問題に返ることをお勧めします。

もちろん応用問題をやらなくていいということではありません。問題のパターンや出題のされ方、解き方などを頭に入れなくてはいけませんので、トライしていく必要はありますが、行き詰ったり、悩んでしまったときは、原点に返ることで頭の中が整理できる場合があります。

中3生だけでなく、他の学年でも同様ですので、複雑な問題や難しい問題ばかりやって頭を抱えているようだったら、まずは基礎基本を徹底することです。

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