彩北進学塾
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おそらく誰もがやったことがあると思いますが、意外に効果がある暗記の仕方として、ぶつぶつつぶやくというのがあります。
一番わかりやすい例は、九九でしょう。
九九を暗記するときにひたすら
「にいちがに、ににんがし、にさんがろく・・・」のように唱えたと思います。そして、九九を学んで数年たっても、思いだすときに同じように唱えていると思います。また、どんなに年数が経っても忘れていないはずです。
私自身のことですが、高校の時に習った古文の助動詞の活用や文学史で習った和歌の八大集などもいまだに言えます。さらにもっと戻れば、中学校で習った中国王朝などもほぼ完璧に頭に残っております。塾で教えているからとかではなく、ずっと覚えております。それは、その当時に、ひたすら何度も繰り返して唱えていたからです。しかも小さい声ではなく普通の大きさの声で何度も言い続けておりました。九九と違って、そこに指をつけておりました。言うのと同時に指を数を数えるときのように折りながら覚えたのです。ですから今だに指を折ってやりますが、当時覚えていた時と同じリズムですべて出てきます。
また、似たようなことで、高校の古文で「歌って覚える古文」というようなことを習いましたが、その歌も内容も忘れません。内容のみならず、その時に教えてくれていた先生の顔もはっきりと思い出せます。
以前も同じようなことを書いたかもしれませんが、好きな歌の歌詞を覚えるのと同じですね。わざわざ歌詞を何度も何度もノートに書いて練習をする人はいません。しかし、何度か歌っているうちに自然と覚えてしまいますし、忘れないですね。
勉強でも同じことです。なかなか覚えられない、という場合は、何度も口に出して唱えてみたり、歌ってみたりするのも良いのではないでしょうか。
生徒の中にもよく、英語の曜日や月などをそうやって覚えている場合を見かけます。英語を習い始めに誰もが聞く、「ABCソング」などもそうですしそれは忘れないですね。
書けるかどうかは別ですが、まずは第一段階クリアといったところです。
NHKのEテレで「歴史にドキリ」という番組がありますが、たくさんのソングがありますので、楽しんで覚えられると思います。小学生向けですが、歴史が苦手な中学生にももってこいです。
ふと思いだしましたが、唱えて覚えるという部分では、化学の元素記号周期表もそうでしょうかね。語呂合わせとか頭文字をとって覚えるということも入っていますが、ほとんどが「水兵リーベ僕の船」などと覚えたのではないでしょうか。私はこれではありませんでしたがやはり唱えて覚えましたので今でも忘れておりません。
声に出して何度も唱えることや、リズムに合わせて歌って覚えたり、あるいは頭文字をとってつなげてみたり・・・
覚えるものが多くて大変だったり、なかなか覚えられない場合はこういう方法も試してみるのもありですね。
どんな学習方法や暗記方法をやるにしろ、まずはとにかく勉強をすることが何よりですが…