親の支援は最小限で…

まもなく小中学校が再開されますが、特に中学1年生の保護者の方へお願いしたいと思います。もちろん他の学年の方もそうですが…

勉強ができる生徒や成績が良い生徒とそうでない生徒を見ていると以下のような違いがあります。

勉強が苦手だったり、成績が悪い生徒は、

・何もかも自分で決めることができない

例えば、勉強するのにも自分では何をやればいいのか決められない。どこかへ行くのも自分自身で決めることができない。というより覚えていない。覚えられない!?状態です。

だからと言って、親があれこれ口を挟んではいけません。その状態が続けばずっとそういう結果にしかならないからです。

本当に困って助けを求めてきたときにだけアドバイスをすればよいのです。

・忘れ物が多い

忘れ物は、上のものと共通していますが、自分で物事を決められないので、何を持っていけばいいのか、何が必要なのかを分かっていない状態にあります。

やはりこれも、この状況を見て親があれこれと指示をしてしまってはいつになっても忘れ物がなくなりません。子どもの先回りをして、子どもが考えることを奪わないようにしましょう。

・テスト前に配られるテスト範囲を把握していない

テストの範囲どころか、テストの順番、さらにはテストの日程すら覚えていない生徒が多いです。この時点で結果は見えています。何をいつまでにどう仕上げるか、そのためには、日程や範囲を頭に入れておくのは当然です。これも間違っても親が子どもにあれこれと指示をしていては、大人になってから影響をしてしまいます。

・他人に解決策を求める

失敗や間違いに対し、自分自身で原因をわかろうとしないので、すべての解決策を他人に求めてしまいます。失敗に対する答えは他人から与えられるものと思っているわけです。答えはすべて本人の中にあるわけですが、その自分自身の答えで失敗したくないという思いから、他人に依存しています。これに対しては、親が解決をしてはいけません。特に勉強については、子ども自身が気付かなければ伸びるわけがありません。

・やたらと参考書や問題集を持っている

買って満足。あるいは、他人に勧められるとほしくなってしまいたくさん買ってしまう。結果、どれもやり切ることなく中途半端。最悪なケースは、買っただけで1度もやらないケース。問題集は各教科1冊で十分です。1冊が何度も繰り返せて初めて2冊目です。塾に入っているのなら塾のテキストで問題いありません。

勉強のものだとついいろいろ買ってしまうかもしれませんが、目的が変わってしまわないように、今あるものをきちんとやり切るまでは買わないようにしてください。

・疲れているとか学校行事があったとかを言い訳にすべてを明日にまわす

部活の大会があった、学校行事で遅くなった、お正月くらいは、のような理由で子どもが勉強をしない、という状態を良しとしてはいけません。修学旅行の前の日だから塾は休んでもいいんじゃない?のような声がけも要りません。

こういうような声がけをしてしまうと、何かあるときは休んでいい、ということを子どもが受け取ってしまい、何かにつけて理由を付けて休むようになります。

これが塾だけならまだしもいろいろなところに影響をしていくのが怖いですね。

・人のせいにする

問題が悪い、先生の教え方が悪い、お母さんが早く起こさなかったのが悪い、テキストが悪い、塾が悪いのような誰かの制にして解決をしようとする場合があります。その時に、親は、そうそうと共感してはいけません。基本的には本人が悪いのです。それを他人のせいにすることで自分は悪くないという正当化をしてしまうのです。誰かのせいにしているうちは勉強で言えば成績が上がることはありませんし、人生においては成長もありません。

ここに挙げたことがすべてではありませんが、親としては子どものために一生懸命になるのも当然理解できますが、なんでもかんでも手取り足取り、わざわざ先回りをして子どもを支援しすぎてはいけないということです。

途中にも書きましたが、最終的にはすべての答えは子ども自身の中にあり、子ども自身が気付いて、子ども自身が解決するしか方法がないのです。子どものため、と思ってやっていることが、子どもの足を引っ張る結果にならないようにしていく必要があります。そのためには、子どもには失敗や間違いをたくさんさせてあげることです。もちろん、他人に迷惑をかける、他人を傷つける、などは全力で止めなければなりませんし、あるいは命の危険があるものは、本気で叱らなければなりません。そうでないならば、経験をさせることで自ら気付くのを待つことが大切です。

勉強に関していえば、勉強をしないで困るのは子ども自身です。本気で将来の夢を目指すのであれば、そのための努力が必要になります。それは、本人にしかできないことなのです。

どうにもならない、何をしていいかわからない、など本当に困ったときに子どもからのヘルプがあったときが親の出番です。知らないことは教えてあげればいいわけですし、間違っていることは指摘してあげればいいのです。そして、一緒に考えるということが大切です。決めつけてはいけません。また、命令してもいけません。

ぜひ成績だけでなく、将来生きていく力をつけてあげるための支援の仕方をしてあげてほしいと思います。

教育の目的は、「子どもを自立させる」ことです。その部分がぶれないようにしていくとおそらくすべてが良い方向に向かっていくのではないでしょうか。

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