答え合わせと勉強について

テストが近くなってきたので、今日も多くの生徒が塾に自習に来ておりました。結構多くの生徒が5時間以上やっておりましたので、ようやく今年度もこういう光景になってきたか、という感じです。思う存分学習をしてほしいと思います。

さて、勉強法のことですが、テスト前になると多くの生徒が学校のワークに取り掛かります。この話題は毎年、テストのたびに書いておりますが、ワークをやる目的が「終わらせること」になっている場合は、点数は期待できません。

すでにやり方が間違っているので、まずはそれを改めない限り、無理と言わざるを得ないでしょう。ワークのやり方は塾生には常に話しておりますが、その通りにできる生徒はごくわずかです。

基本的にはワークは最低でも3回、できれば4回はやりたいのです。1回目は、テスト範囲が出るまでに終わっている必要があります。その後、2回目~4回目を行うのですが、全部の問題を毎回きっちりやるわけではありません。ワークの使い方は、再度、記事できちんと紹介します。

本日は、その問題を解いた後のお話。

答え合わせの仕方や解答の使い方、という記事を書いたこともありますが、改めてまとめておきます。

まず、しっかりと答え合わせができている生徒は、おそらく問題を解く時間よりも答え合わせの後のほうが時間がかかっているはずです。勉強が苦手な生徒は答え合わせも答え合わせ後も非常にあっという間に終わります。それは○か×かだけの確認しかしていないからです。

本来、点数を取る、きちんと理解するための勉強をするのであれば答え合わせとその後の方が時間がかかるはずなのです。それこそが理解するための学習なのです。どうもこういう答え合わせの仕方や解答の使い方とその後の学び方という部分がどこでもおろそかにされている気がします。

学校のワークも答え合わせまでして提出、となっておりますが、やっているのは丸付けて間違えている問題は答えを赤で書いておしまい、なんていうことが多いのではないでしょうか。

解答は宝の宝庫ともいうべきものです。解答を見ながら丸付けをするまではいいでしょう。そして、間違えた問題は、ただ答えを写すのではないですね。答えを写したらできるようになるのでしたら誰もができてしまいます。そうではなくて、まずは根本的なところですが、問題を見なければなりません。何の問題で間違えたのかすらわからない場合もあります。そして、答えとともに解説や説明を読んで理解する必要があります。そしてもう1度問題を見て、なるほど、と納得するわけです。ここで終わるとやはり点数がなかなか上がっていきません。

解説を見て納得したら、そのあとにはもう1度問題を解く必要があるでしょう。特に数学であれば、本当にできるかどうかの確認をする必要があります。答えが分かっても解けない場合が多いです。

また、社会などでは、答えの解説解説自体が参考書なみに詳しく説明が書いてありますのでそこを読んで、問題にメモを加えたりノートに書きだしてみるなどする必要があります。

そんなこんなをしているとおそらく相当な時間を使うはずです。

もう1つ答え合わせをすする際は、ページ半分ごとに行っていきましょう。よくものすごいページを進めてから一気に答え合わせをする人がいますがそれはあまりよくはありません。やってすぐに書くにした方がよいのです。

こういった学習を1つ1つ確実にしていけば、学力向上につながり、点数アップにもつながっていくのです。本当に点数が取りたい、行きたい高校に合格したいのであれば、時間をかけて実践するしかありません。

テストが返却されてから反省では意味がないのです。学校のテストはどれだけきちんと勉強したかが点数になってかえってきます。テスト後に反省するのではなく、テスト前にしっかり勉強すればよいのです。

来週月曜日が約2週間前です。

今年は今までの自分と決別して、2週間猛勉強をしてみてください。特に中学2・3年生は今までと同じでは同じ結果にしかなりません。年度が変わって、いろいろと変えるチャンスです。2週間本気で時間をかけて勉強をしてみてください。変わった自分がいますので。

7月11日(土)・12日(日)は、テスト対策授業を実施いたします。塾生は原則必修。外部の方の受付も行います。

各中学校のテスト範囲にぴったりあわせて予想問題演習となります。

詳細は改めてお伝えいたします。

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