公立高校入試に向けてそろそろ本気で

埼玉県の公立高校入試まで残り約90日になりました。

この90日(3か月)というのは非常に重要な数字です。

厳密に90日というわけではありませんが、学力を本気で伸ばすにはだいたい3か月かかります。

特に苦手なものをできるようにするには3か月間継続をすることでようやく力になってくるものです。苦手だったりできなかったりするものは後回しにしたり避けたりしてしまいがちですが、もうそんなことを言っている場合ではありません。ここでやらなきゃいつやるの?という時期まで来ているのです。

直前の冬からでは間に合いません。その段階で今と同じような学習だったり学力だったりすると、捨てる科目になりかねません。今ならまだ捨てる科目ではありません。まだまだじっくり腰を据えて取り組める時期なのです。

冬になったら得意な科目をさらに伸ばしたり、細かいミスやうろ覚えなどがないかのいわゆる学力を落とさず安定させる時期になるので、今のうちにできないものはやるべきなのです。

英語や数学は積み重ねの教科ですから、ちょっとやったくらいで結果は出ませんので、結果が出るまでには時間がかかるので、やっていても成績が上がらなかったり成果が出なくてもそこでやめないで3か月間は続けることが重要です。

これは中3の受験に限らず、他の学年でも同様です。苦手な科目やできない科目を本気でどうにかしようと思うならば、まずはその科目に取り組むことが何よりですが、それを継続することのほかに方法はありません。

数週間で苦手が得意になったり急に成績が上昇するような魔法は存在しないのです。できないものをどうにかすること以外に方法はありません。ですから逃げずに取り組まなければ、変わらないどころか悪化する一方です。できないものを積み重ねれば積み重ねるほど勉強は嫌いになります。今も嫌いかもしれませんが、その嫌いなものと向き合って努力をすることが勉強の意義の1つではないでしょうか。

勉強はしなくても困らないかもしれませんし、生きていけるかもしれません。好きなものだけやっているだけでも問題がないのかもしれませんが、本当にそうでしょうか。何のために勉強をするのかはいろいろ答えがあるでしょうが、「嫌なことから逃げずに頑張ることを学ぶ」のが1つの理由であると思います。社会に出たらすべて自分の好きなことしかないわけではありません。むしろいやなことの方が多いかもしれません。それでもそれから逃げずに取り組むための練習が勉強の1つの理由かと思っております。嫌でも逃げずに取り組むと、それが好きになったり自分の人生に大いに役立ったり、それ自体が仕事になってしまうこともあるかもしれません。

中3生は受験というものを通してしっかりと自分と向き合って、今やらなければいけないことを本気でやってみましょう。結果を気にする段階ではありません。志望校に受かるためにも1日1日を大切に過ごしてくださいね。