小学6年生がやるべきこと

2月に入り、小学6年生は学校の授業も終盤に入りました。まもなくまとめのテストが行われるようになります。小学校での最後のテストになるわけですね。

まずはこのテストに向けての学習をきちんとすることが重要です。そして並行して、あるいはテストが終わったら何をすべきかを書いてみようかと思います。

その前に1つ。

中学生になると、小学生での出来がそのまま表れるかというとなかなかそうもいかないものです。小学生の時はあんなに勉強ができたのに中学生になったら全然出来なくなってしまった、という話はよくあることです。

その理由はいくつか挙げられます。

・中学生になると部活動など時間が取られてしまい、全然勉強しなくなってしまったというケース

・小学校の勉強はそんなに勉強しなくても点数が取れたので、同じようにほぼ勉強しないでテストを受けているケース

・具体的なものから抽象的なものになり、理解できなくなってしまうケース

・小学生の時に頑張りすぎて、燃え尽き症候群のようになってしまうケース

・実は小学校の学習が身についていなかったケース

などがあります。

その他にもさまざまな理由があったり、上記のものが複数当てはまる場合などあります。

よって、まずは小学校段階で習ったものは小学生のうちにしっかり身につけることが重要です。

そして、やるべきことは優先順位をつけるとなると以下の3科目は早めにやりなおしたり苦手を減らしたり、普段から学習をしておく必要があります。

それは、国語・算数・英語です。

理科社会がどうでもよいということではありませんが、重要度は先に挙げた3科目です。

国語はすべての教科の基になるものです。まして小学生の時の国語のテストはほとんど勉強しなくても点数を取れてしまうのでできるものと勘違いしやすい教科ですので、油断していると点数が取れない状況にもなりかねません。

もっと言えば、実は国語の文章が全然理解できていない生徒が非常におおいということです。いわゆる読解力がないということです。読解力のつけ方についてはまた改めて記事にはしますが、少なくとも小学生が国語の文章を勉強している様子を見たことがないので、せめて毎日1題くらいは解くようにしてほしいものです。

また、漢字もきっちり身につけておく必要があります。最低でも読みはすべて分かる状態にしないといけません。その上で書ける状態を作りたいものです。文法などの知識は中学生で最初からやりますが、知っているのと知らないのではやはり差が出てしまいますので、やれる範囲でやっておくべきでしょう。

算数は、まずは計算です。

特に分数の計算は絶対です。加減乗除のどれでもが完璧にできるようにしておきましょう。そして、意外にも整数であっても小数であってもわり算が怪しい場合もありますので、ここでいったん確認しておくとよいですね。

また、文字を使った式も中学の文字式につながります。あるいは、図形の問題や関数の問題も中学生につながっていきます。

そして、絶対に確認してほしいものが、「単位量あたり」の単元です。あわせて平均や速さ、割合などの問題も理解している状態が望ましいところです。このへんは苦手になる生徒も多いのですが、小学校段階でわからないと中学生になってもほぼできないままです。

英語は、アルファベットと単語をしっかりと覚えましょう。来年度からの中学1年生の英語の教科書は、小学校で習ってきたことが前提になっております。いろいろな表現も学びますが、まずはアルファベットと単語です。余裕があれば表現なども覚えておく方がよいですが、せめて音読くらいはやっておきたいところですね。

中学生になると差がつきやすい科目が英語と数学です。英語は1度嫌いになったり出来なくなったりするとなかなか戻りにくいものです。英語嫌いにならないようにしておかなければならないので、分からない=できない、という状況が生まれないようにしておきましょう。

できないところを1つでも減らして中学校の学習につなげていってほしいと思います。

そしてもしまだ覚えられていないのであれば、日本地図(都道府県)くらいは完璧にしておきましょう。

あとが語彙力が学力にも大いに影響しますので、読書などをはじめとして活字に触れるようにしておくとよいですね。今は記述が多くなっておりますので、文字として書くことが苦になっていないことがまずは前提条件です。その上で、言葉の意味を多くって行くことが重要です。

中学校の生活は楽しいと思います。期待なども多くしていると思いますが、勉強面で足を引っ張られることのないように今のうちに少し意識した学習をしておくとよいでしょう。

コメント


認証コード9274

コメントは管理者の承認後に表示されます。