埼玉県公立高校入試問題を解いてみて(理科)

埼玉県公立高校入試に強い深谷市栄町にある彩北進学塾のブログです。

さて、これまで埼玉県公立高校入試を解いてみての記事を書いてきましたが、今回で学力検査問題は最後です。

今回は、「理科」です。

これまでのものはこちらからどうぞ。

埼玉県公立高校入試問題を解いてみて(国語)
埼玉県公立高校入試問題を解いてみて(数学)
埼玉県公立高校入試問題を解いてみて(英語)
埼玉県公立高校入試問題を解いてみて(社会)

さて、では理科ですが、まずは全体を通して言えることは、ほぼ昨年と同様で難易度もほぼ変わらないといった印象です。

塾生の開示得点を見ても理科はほとんど昨年と一緒であると予想できます。

大問1。

小問集合です。一問一答形式ですので、ここで落とさないことが重要です。配点は24点です。

問1は、中1「大地の変化」の単元から風化

問2は、中3「細胞」の単元からソラマメの発芽

問3は、中1「状態変化」の単元から、アンモニアの集め方

問4は、中3「力と仕事」の単元から、記録タイマーでの平均の速さを求める問題

問5は、中2「天気」の単元から、水の循環

問6は、中1「植物」の単元から気孔

問7は、中2「化学変化」の単元から鉄と硫黄の化学変化の化学反応式

問8は、中1「力」の単元から、浮力

ということで、中1単元が4問、中2単元・中3単元がそれぞれ2問ずつでした。

大問2。配点は19点です。

今年度は「プレートの運動と地震」の問題でした。基本的な問題が多かったので難易度はそこまで高くはないのですが、最後の問5のグラフを書かせる問題で差がついたのではないでしょうか。なかなかこういったグラフを書くことはもしかしたら1度もない生徒が多かったと思います。それ以外の問題は、基礎基本の問題でした。

大問3。

ヒトのからだのつくり・しくみの単元でした。配点は19点です。

問2の記述問題は、なかなかやらない問題ですので、何を書いたらいいのかわからず空欄になってしまいそうです。問3の計算問題もおそらく差がついた問題になったと思います。おそらく問2と問3のような問題は過去にあまり見たこともないので、過去問やその他の問題集でも解いたことがなく、どうしたらよいかわからない、となってしまった受験生は多くいる可能性があります。

大問4。

イオンの単元です。配点は19点です。

問1と問2はいいのですが、問3の記述問題は語句指定だったものの2つのことを答えなくてはいけなかったのでできなかった生徒が多くいるのではないでしょうか。問5も意味をしっかりととらえられれば正解できたと思いますが、実際の正答率は低くなりそうです。

大問5。

電流と発熱の単元でした。配点は19点です。問1は回路図を書く問題で、サービス問題に見えます。問2は電力を求める問題でこちらも比較的易しい問題でした。問4が計算問題でしたが、ここは全く分からない生徒、何となくやった生徒など、今年の理科の問題の中では最も正答率が低くなりそうな問題です。計算自体が複雑なので、分かっていても計算ミスがあるかもしれませんね。

選択肢の問題が、10問で31点分でしたので、記述問題が20問で69点分です。

また、昨年度と同じで、中学2年生の単元の配点が40点と多くなっております。

昨年度の平均点とほぼ同じくらいの平均点になりそうですので、52点といったところでしょうか。
埼玉県公立高校入試問題理科

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