埼玉県公立高校入試問題を解いてみて(英語・学校選択)

埼玉県公立高校入試問題を解いてみて、の記事も今回が最後です。学校選択問題の英語です。

これまでのものは以下のリンクからご覧ください。

埼玉県公立高校入試問題を解いてみて(国語)

埼玉県公立高校入試問題を解いてみて(数学)

埼玉県公立高校入試問題を解いてみて(英語)

埼玉県公立高校入試問題を解いてみて(社会)

埼玉県公立高校入試問題を解いてみて(理科)

埼玉県公立高校入試問題を解いてみて(数学・学校選択)

まず全体的に見ると、例年通りの大問構成と配点になりました。

中学3年生の学ぶ文法事項がカットされたため、範囲としては中学2年生の範囲のものが例年より多くなりました。とはいえ、中学3年生で習うものが多かったのは変わりません。

選択肢の問題での配点は37点分でした。

大問数は全部で4つです。

まず大問1。

リスニング問題です。配点は28点。

リスニングについては、昨年と同じくらいの難易度でした。

No.7については英問英答の記述になっておりますので、学校選択の英語を受験する場合はそれなりの練習は必要かもしれません。

大問2。

対話文の読解問題です。配点は28点。

昨年出題された、2文以上の英語での記述問題がなくなり、日本語で答えさせる問題に変わりました。来年度以降も子の形でしょうか。テーマはよくある、日本と外国の文化の違いについてでした。文章自体は読みやすく比較的分かりやすい対話文で、比較、現在完了、how toなどの文法事項が問われた問題でした。

大問3。

長文読解問題。配点が34点です。

文章の長さは昨年より若干短くなりました。

水族館で目にした生物についての内容で、ここは受験生にとっては時間を取られた問題だったのではないでしょうか。読み取る問題だけでなく、知識もきちんと持っていないと答えられない問題もあり、かつ、分詞の問題のような定番化された問題もありで、総合的な英語力が問われた問題です。

大問4。

英作文です。条件英作文でした。

自然体験についての文章を読んで、小学生は多くの時間を自然の中で過ごすべきだという意見に対する考えを40~50語程度で書く問題。

配点は10点でした。

内容としては書きやすい条件なので、それなりに練習をした受験生は書きやすかったと思いますが、ある程度の語数が必要なので、普段から英作文の練習をしておく必要があります。

今回の平均点は、60点くらいでしょう。

というわけで2021年度埼玉県公立高校入試の問題を解いてみての記事を何回かに分けて書かせていただきました。

すでに合格発表も終わってますが、来年、再来年の受験の何かのお役に立てばと思います。とはいえ、今年の問題はコロナの影響を受けている&来年度は新指導要領なので、そっくりそのまま参考にはなりませんが…

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