新中学1年生(現小学6年生)の保護者の皆さまへ

深谷市栄町にある彩北進学塾のブログです。

今回は、現在の小学6年生の保護者の皆さま向けに記事を書いてみます。

春休みにお子様にやっておいてほしいことを書いておきます。

中学生になると生活リズムが大きく変化しますし、学習内容も急に難しくなり、分からない、できないということも生じてきます。

間もなく迎える春休み。特に何もしなくても済む期間ですが、ぜひ中学校生活が始まる前にやっておきたいものが以下のことです。

・算数の総復習

数学は算数の延長上になります。算数でできなかったものは数学でもできない場合が多く、できないものをそのままにしておくと中学校の数学の失敗になりかねません。

特に、分数の計算は完璧にしておきましょう。数学は小数ではなく分数で答えを出します。よって分数の計算がおろそかになっていると計算自体でつまずきます。整数ならできるのに分数になると出来なくなってしまうケースも今まで多く見てきております。

また、余裕があれば計算だけでなく、「単位量あたり」の単元を確認しておきましょう。「速さ」「平均」「割合」「濃度」といったものが苦手なお子さんが多いですが、中学生になっても苦手な人が多い単元です。

中学校の数学ではマイナスが入ってきたり、文字で表したりと今まではなかったものも増えていきますので、小学校の算数は今のうちにしっかりとやっておきましょう。

・英語の学習

これはこれまでも記事にしてきましたが、英語はおそらく相当な差が生まれてしまう教科になりかねません。特に小学生で習った英語は、学校ごとの差がものすごいあるようです。ただし、今度の中学校の英語の教科書は、小学校での英語を学んでいることが前提に作られております。今までの英語の教科書とは違い、単語の数も多くなりますし、文法事項も同じ単元の中でいくつも出てきます。また、本文も長くなっております。

まず、最低限は、アルファベットとローマ字、そして身近な単語が分かるくらいにはしておきたいところです。もう少し進めて、I am~. You are ~.くらいは分かるようになっていてほしいと思いますが、まずはアルファベットの発音・順番・書きは必須です。

中学校に入ると最初のころは英語はみんな順調なのですが、ある時を境に急に出来なくなったり、嫌いになったり、点数が取れなくなったりしてしまいます。英語は二極化しがちです。

春休みに予習も少しできるとなおよいですね。

・漢字の総復習

当たり前ですが、小学校の配当漢字は小学校のうちに覚えてしまうことが理想です。特に高校入試においても漢字の書きの問題は小学校の漢字がほとんどですので、書けないものはないくらいの状態にしておきましょう。また、漢字には意味がありますので、これから勉強するうえで、漢字できちんと覚えていくことは将来にもつながることです。

特に小学4年生~小学6年生で習った漢字をしっかりとやりなおしておくとよいでしょう。読めて・書けての2つが必要です。

漢字くらいできなくても、というのは大きな間違いです。

漢字ができないと実はそれが読解力・語彙力にもつながっているのです。漢字が書けないと悪循環になりますので、きちんと書ける状態にしておくとよいです。

春休みはそれほど長くはないので、いろいろなことはできないと思います。まずは最低限上記のことはやってほしいと思います。

そして、さらに時間、気持ち的にも余裕があるならば、毎日の音読や視写などもしておくとよいでしょう。

理科や社会も中学へ行っても同じことを習います。小学校では広く浅く、な感じですが出てくる人物や出来事などは同じものが出てきます。中学で習うときにすでに知っていると知らないでは大きな差になりますので、せめて教科書を読んだり、ノートを見返すくらいのことはしておいてほしいと思います。

中学生になると「時間がない」状況になります。

部活動が始まればもっとそうなります。

春休みの時間があるうちにやれることはやっておきましょう。

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