小学生の学習について・・・その1(学習法)

深谷市栄町にある彩北進学塾のブログです。

ブログの記事ではほとんど9割が中学生向け・中学生の保護者の方向けのものになっております。それでも彩北進学塾の対象は、年長さん・小学生も入っております。むしろ小学生から継続して通っていただいているご家庭が多いわけです。

どうしても高校受験のことがメインになるので中学生向けになりがちなので、今週は小学生の保護者の方向けの記事にしようと思います。

ちなみに彩北進学塾では小学生は、国語・算数・英語がメインですが、理科・社会も対応しております。また、本庄東中学や本庄第一中学、東京成徳大学深谷中学、大妻嵐山中学、東京農業大学第三中学などの私立中学受験の対応もしております。そして、年長さん・小学生はそろばんも行っております(そろばん塾ピコ深谷校を併設しております)。

さて、小学生の学習ということですが、まず小学生は1日どのくらいの学習をすればよいか…

一般的によく言われるのは、15分×学年数です。

小学1年生は15分、小学2年生は30分、小学6年生は90分ですね。

もちろんきっちりその時間にする必要もありせんが、目安としてはそうなるでしょう。私自身は、小学3年生までは1時間以内、小学4年生からは1時間以上というアバウトな感覚でもよいと思っております。

それは、長ければよいというわけではないからです。

やはり中学生と同様で、毎日継続して行うことの方が重要だからです。

そういう意味では、無理なく集中して続けられる時間でよいと思います。そして、小学生の場合は、日々学校から宿題が課されます。祖の宿題や自主勉などの与えられたものをやるとそのくらいの時間になるのではないかと考えております。

毎日継続、ということはつまり学習習慣をつけるということです。彩北進学塾ではこの学習習慣の完成を目指しているわけですが、学習習慣がなによりも強い武器になると考えております。

低学年のころは、勉強もそれほど難しくなく自ら進んで学習をする場合がほとんどです。保護者の方も一緒になって楽しく解いているのではないでしょうか。

子どもたちが勉強に進んで向かわなくなったり集中しなくなる原因はいろいろありますが、最も大きな要因は、言うまでもなく「勉強が分からなくなったとき」でしょう。難しいと感じる時が来るでしょう。点数が全然とれなくなるときがあると思います。そうなると勉強=つまらない、という感覚になるので、自ら勉強に向かいにくくなるわけです。

勉強につまずかずにそのまま大人になる子どもはほぼいません。もちろんつまずかずに行けるに越したことはないですが、つまずいたときにどうするかが重要です。これは勉強だけでなく人生そのものでも同じことが言えます。ですから、つまずいたときにそのままにしていると結局勉強はわからないをどんどん重ねていくことになり、嫌になってしまいます。嫌いなものは避けたくなりますので、ますますやらないので成績も下がる一方という悪循環です。

小学生の勉強であれば、つまずいたときこそ、基礎基本です。基礎基本に戻ってそして、辛抱強く何度も繰り返し学習し、苦手を克服することで先に進めます。分かったとき、理解した時の喜びが次への力になります。勉強が楽しいとまではいかなくても分かると学ぶ意欲は続きます。

小学生ですと、保護者の方の声がけも結構やる気やモチベーションを高めてくれます。また、小学生くらいだと保護者の方が勉強を教える場面もあるでしょう。

その時の声がけの前にやることが、学習する環境を整えることです。家族がテレビを見ている中で勉強に集中できるわけがありません。兄弟が走り回っていたら気になって勉強どころではありませんね。まして机の上が散らかっていたり、モノが散乱している状態では勉強する以前の問題です。すべてを保護者の方が用意することではありませんが、まずは環境づくりも重要です。

そして、子どもが勉強をしているときは、「見守る」ことがキーワードです。間違っても途中で横から口を挟んではいけません。まして、大声で怒鳴ったり叱りつけたりダメだししたり…は最悪です。子どものやる気をあえて失わせている原因ですので。

「なんでできないの?」「どうしてわからないの?」などとにかく叱ることがないことが親子での学習する鉄則です。

できるだけ毎日同じ時間に行うことも重要です。習慣というのは大事です。毎日の生活リズムを同じにすることで自然とその時間になったら勉強しようという気持ちにもなりやすいものです。また、人間ですからやりたくない時もあるでしょうし、気分がのらない時もあるはずです。ボーっとしている子どもを見るとつい「早く勉強しなさい!」と口うるさく言ってしまいそうですが、そこはぐっと我慢です。そうではなく、「一緒に勉強しようか」と誘ってみるのがいいかもしれません。

そして勉強が終わったらきちんとその頑張りを認めてあげることです。問題の出来不出来をほめたりダメ出しをするのではなく、やっていた過程をしっかり認めてあげることで、子どもたちはまたやろうという気持ちになります。全問正解していたという結果だけをほめるのはほめるのではなく評価しているのと同じですから、やる気にはつながらないのです。

その2(明日)に続きます。

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