やってはいけない勉強方法とは…その2

深谷市の彩北進学塾のブログです。

先日の「やってはいけない勉強法…1」に続いて今回が2回目の記事です。

結構やってしまっている場合もあるので、NGな学習方法からはさよならしましょう。

今回最初に紹介するのは、これから。

・マーカーでチェック

生徒を見ているとマーカー(蛍光ペン)でチェックをしているのを見かけますが、いったいいつ誰に教えてもらったのか不思議に思います。

大事なところだからマーカーで、という発想はなんとなく分かりますが、これ自体に学習効果はほぼありません。マーカーを引くと勉強をした気がする、または、分かったつもりになりがちです。そして最もいけない理由は、マーカーを引くとそこ以外を読まずに飛ばしてしまう傾向にあるのです。

また、よくありがちですが、マーカーだらけになってしまうことも多いです。あれも大事、これも大事といっているとマーカーだらけで結局全部線を引いてしまったなんてこともあるわけです。

マーカーを使うなというわけではありませんが、マーカーを引く行為自体が目的になってしまわないようにしてください。マーカーは後で見た時に探しやすいなど目印としてのものだと思えばいいですね。

・一夜漬け

誰しもが経験があるかもしれませんが、一夜漬けの勉強は全く意味がありません。翌日に単語のテストがあるからという理由で一夜漬けで覚えたとします。翌日のテストはできるかもしれませんが、一夜漬けで覚えたものは一夜で忘れてしまいます。

時間をかけて学習したものは忘れないのですが、ごまかしのようにちょっとだけやったものは記憶に残らず結局また覚えなおす必要が出てきます。時間をかけてじっくりという分散型のほうが集中型よりも効果が高いということです。ですから勉強は直前にやるのではなく、前々からしっかりと準備をして時間をかけて学ぶことが大事なのです。特に高校受験ともなれば、範囲は3年間分です。日々の努力やコツコツと地道な積み重ねが最終的には強い武器となります。

・調べない&考えない

分からない問題があったり、間違えた問題があったときにすぐに先生や誰かに質問することは一見、非常に学習意欲が高くやる気があるように見えますが、これはいけません。個別指導が人気があるのもこういったすぐに質問できるという理由でしょうか。

しかし、勉強は「自分で考える」ことが重要です。自分で調べて考えることで理解が深まり定着度も高くなります。すぐに質問をしてしまう場合はその考えるという部分を失ってしまいますので、まずは自分でわかるまで調べてみることが重要です。

いろいろ調べたり考えたりしてそれでもわからない場合は質問をする方がよいですね。授業などでなんでも丁寧に1から10まですべて教えてくれる先生は、子どもの学力向上を妨げているのと同じです。考えることを奪ってしまっておりますので。よって、質問をするときも「自分はどう考えて、どこまで、何までが分かっている」という状況を伝える必要があります。また、教える側も答えではなく、ヒントを与えなければなりませんので、最終的には答えは自分自身で出せる状態にしなければなりません。

保護者の方やご家族が教える場合は、答えだけを教えてしまいがちですので、そこはぐっと我慢してください。答えを教えても子どもの学力は一切伸びませんので。

数学などはすぐに質問してしまいがちですが、分からなくてもまずは解説を自分で読んで理解をしようとすることが重要です。勉強ができる出来ない生徒の差がここにあると思います。

勉強ができる生徒は、分からなくても何とかわかろうとする努力をします。その際にまずは自力でなんとかするのです。それでもわからない場合は、質問をしてヒントをもらってまた考えるのです。

勉強ができない生徒は、分からない問題があったとき、あきらめる(そのまま)かすぐに先生などに質問をして答えを求めてきます。

今回はここまでにしておきます。

お子様を見ていて心当たりがあるようであればすぐにやめさせましょう。

次回に続きます。

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