彩北進学塾
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深谷市にある英語に強い彩北進学塾です。
読解力が低下しているのは感じておりますが、今は成績が上位であってもきちんと読むことができない生徒が増えていると感じます。
小学生ならまだしも、中学生になっても高校校生になっても同じような状況があります。
例えば、国語です。
設問形式としては最も易しい「書き抜き」の問題ですが、多くの生徒が正しく書き取ることができないのです。
本文に書いてあるものをそのまま書き写すだけですが、それすらもできないのです。「書き抜きなさい」という問題文を読めない場合もありますが、書き抜くとやることがわかっていても正しく書き抜けないのです。正解が分からないのではないのです。書き抜く場所はあっているのに、同じように書き抜けないのです。
本文と全く同じものを書き写していてもどこかがまちがっているということですね。さらに、答え合わせをしてもその間違いに気づけないのです。授業をやっているとよく見かけます。
私: 「書いてある場所はあっているけど、何かが違うから良く見てみて」
生徒: 「何がどう違うかわかりません」
という会話になってしまいます。
そのあとは、
私: 「本文をよーく見て自分の書いた答えと比べてごらん」
ここまできて間違いに気づければいいのですが、それでもなお、「合ってるじゃん」と言われることもあります。
本文に書いてあるものをそのままそっくり書くだけですが、それができない人が多いのです。
中には、すでに自分で書いたものがどこにあったか忘れてしまう場合や、もっとひどくなると、解答を書いている最中に、どこを書いているのかわからなくなってしまう生徒もおります。
うちの塾生がひどいのではありません。まして先ほども書いたように成績上位の生徒であってもそういったことが多々あるのです。
英語でも同じです。
スペルが間違っていても自分で答え合わせをすると間違いに気づけないのです。そう覚えてしまっているので気付けないということもありますが、答えを見ていても自分が書いてあるものと違うことがわからないので、間違えたまま覚えてしまいます。
他の教科でも同様のことが起きることがあります。答えは間違っているのに丸をつけていたり、漢字が間違っていても違いが発見できなかったり…
昔からよく言われているものに、「書き抜きなさい」なのに書き写さず自分の言葉で書いてしまったり、「正しくないものを選びなさい」という問題で、正しいものを選ぶと思ってしまったり、「当てはまるものをすべて答えなさい」の問題で、答えを1つと思いこんで1つだけしか書かなかったり…こういったものは、問題文をきちんと読めていない、または読めないということが原因です。
読んでいても正しく読めていないのです。読んでいるつもりになっているだけで、自分ではきちんと読んでいると思いこんでいるわけですね。
意識しないと直らないですし、そういったところをチェックしながら読まなければいけないのですが、いつまでたっても変わらず、ということもあります。
読めない・写せないというのが極端に言えば、全体の7割前後いるのではないかと思います。正しく読めて、正しく書けさえすれば上位に入れるということです。
こういったところはなかなか自分自身では直せませんし、何よりも間違っていることや読めていないこと自体に気付いていないわけですから、やはり第三者の目が必要になります。
塾では、解き方や答えを教えることがメインではありません。ここ数年はこういったところからきちんと指導をしていかないと、せっかく答えは分かっているのにテストで点数が取れないという状況になってしまいます。
数学などで、問題用紙に途中式を書いて答えを出したのに、解答用紙に書き写すときに数字を間違えてしまうケースも良く見かけます。
このようなミスはミスとは言えませんが、少しでも減らしていく必要を感じております。
これはコミュニケーションの問題にもつながるからです。
小学生の段階からこういう訓練をしておくことが、実は読解力アップにつながるのではないかと感じます。
低学年ではご家庭で保護者の方が勉強を見ることも多いかと思いますが、こういった細かい部分にきっちり注意を払っていくとよいかと思います。答えが合っている・あっていないの前に、こうした基本的なところができていない場合がありますので。
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