学校選択問題の数学

埼玉県公立高校入試に強い深谷市の彩北進学塾です。

本日より3学期の通常授業がスタートいたしました。

早速中学3年生は早い時間帯から夜遅くまで自習をしておりました。

毎年のことですが、入試の過去問や予想問題などがメインになってくるこの時期は、質問してくる科目が偏ってきます。ほぼ数学で、その他理科で、時々英語、社会となり、国語が質問が少なくなります。

何より大変なのは、埼玉県の公立高校入試の学校選択の数学です。冬の講習でも予想問題を行いましたが、ほとんどの質問がそれです。

こちらが予習してあってもなかなか大変です。生徒たちは解説を理解するのに時間がかかりますし、なかなか納得いくまでに至らないケースが多いわけです。かといって解説を聞いてできたつもりになっても困りますので、必ず自分自身でもう1度解くように指示を出します。

学校選択の数学は、正答率が恐ろしいほど低い問題もありますので全問正解する必要はありませんが、かといって何もしなくても良いわけではありません。熊谷西高校の校長先生が仰ってましたが、やはり合格してくる生徒はそれなりに学校選択の問題に対して準備をしてきているからか点数が不合格の生徒よりは高いということです。

熊谷高校、熊谷女子高校、熊谷西高校の3校がこの近辺では学校選択問題になるわけですが、なかなか点数が取れないといえ、合格者と不合格者では差があるようですね。

図形の問題で補助線を引くのもむずかしいです。それは、こちらが教えてあげれば解けますが、出題者の意図としてはそこに補助線がひけるかどうかを見ているわけです。補助線をここに引く理由を理解しなくてはならないわけです。

そのためには数多くの問題演習と、さまざまなパターンを頭に入れておく必要があります。こういうときはここに引けばいいという発想を持っていなければならないわけです。解答解説を見て、ここに引けばいいのかというのを確認していてもできるようになりません。なぜそこに引いたのかを常に考えて、理屈を理解した上で、自力で解けるようにしておきましょう。

ある程度見た時に、三平方の定理を利用するのか、相似を利用するのか、三角形の外角を使うのかなどパッと見でまずは予想を立てられるようにしておくことが重要です。

初めて見る問題は、基礎基本の徹底とパターンの習得と数多くの問題演習によって解ける状態に近づけますので、説明を聞いたり解説を読んで理解したつもりになるのはやめましょう。必ず自力で考えて解けるようになるまで繰り返しやってくださいね。

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