講義中心ではなく演習中心

深谷市の彩北進学塾です。

さて、ここ最近のお問合せであったのですが、過去にも同じようなことを聞かれることが多かったので、発信力不足と反省中です。ホームページなどにももう少しわかりやすく書かなければとおもいますが、それは、「そちらの塾は先生が前で学校のようにしゃべるような授業ですか?」という内容です。

今から8年前まではそうでした。学校と同じように先生が前で抗議スタイルで授業をやっていましたが、7年前からは、講義中心にはしておりません。中学3年生の集団指導とは書いておりますが、実際は集団指導に近いものの基本的には先生は最低限の内容をしゃべるだけでほぼ演習時間となります。

他の学年は個別指導に近い自立型演習を行っております。集団指導の良さはもちろんありますし、私自身も集団指導のほうが好きですが、教える側の自己満足で終わる可能性が高いわけです。たくさんしゃべって板書もして指名もしてとても良い授業だった、と終わった後に思うことがありますが、生徒からしたら確かに話は良く理解できたけれど結果が出ないということは多々あります。

集団指導自体を否定はしませんが、やはり学力を伸ばすのは問題を解くことによります。問題を解いている時に力がつくわけです。もちろん彩北進学塾の授業内容は予習中心なので、説明はしなくてはいけませんが、とにかく「説明は短く」というのが基本です。

学校の授業は講義中心が多いと思います。講義中心ということは、生徒たちは聞くことが多くなり、「インプット」をしている時間となります。学校の授業ではほぼそれで終了し、問題を解く時間がほとんどありません。そして、多くの生徒が家でやる勉強も教科書を読んだり、参考書に線をひいたり、重要なところをノートに写したりというやはりインプット中心になってしまいます。

先ほど書いたように学力を上げるのに大事なことはいかにアウトプットするかということです。問題をたくさん解いていくうちに力になっていきます。テスト勉強においてもアウトプット中心に勉強をしないと成果につながりません。「どれだけたくさん覚えるか、どれだけたくさん頭に入れていくか」よりも「どれだけ使うか」のほうが大事なわけです。

アウトプットするためにはその前にインプットが必要ですが、インプットとアウトプットは3:7くらいがいいですね。問題を解いたり人に説明したり声に出して読んでみたりという学習を中心にしていきたいです。

彩北進学塾では、上記のようなことからインプットの時間はできるだけ短くしてアウトプットの時間を長く取ります。

特に今のようなテスト前はほぼ授業の90%は問題を解いている時間になります。同じように講習もそうなります。

生徒もそうですが、保護者の方からも、講義のほうが授業を受けている感じがするし、成績が上がる気がするといわれることもありますが、実際は問題をたくさん解いていくほうが効果的です。

やっている最中放置することは授業ではありませんので、生徒のやっているところを机間巡視しながら説明・解説したり、ヒントを与えたり、適宜学習指示をしながらとなります。

教えすぎは子どもたちの能力を伸ばせないので、最適なタイミングで最適なアドバイスをするようスタッフもそうですが、常に気を配って授業を行っております。

そういうスタイルですので、実は生徒たちも結構疲れます。聞いているだけのほうが楽です。問題を解いている時間が長いということはそれだけ頭を使うことになりますし、当然指もつかれます。しかしその中で力をつけていってもらっているわけです。

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