親が子どもの受験を心配するのは当然ですが…

深谷市の彩北進学塾です。

この時期になると高校3年生や大学4年生などの卒塾生からの進路決定の連絡があったり直接報告に来てくれたりとうれしい出来事が多くなります。また、連絡ができる卒塾生についてはこちらから状況を聞くこともあります。

今日も1人、就職の内定が決まった卒塾生がわざわざ訪ねてきました。言い方は悪いですが、絶対に卒塾後に塾に来ることはないだろうなぁと言う生徒だったのでびっくりしたのとすごくうれしかったですね。いろいろと話もできました。

彩北進学塾は17年目ですので、過去の卒塾生が多くいます。すでに結婚している卒塾生も多くいますし、母親になって子どもを塾にそろそろ入れようかと検討している卒塾生もいてくれます。

こういう仕事をしているとなかなか普通では経験できないようなことが普通に起こるのでやりがいの一つにもなりますね。

さて、この時期は中学3年生の保護者の方が非常にナーバスになりがちになります。すでに私立高校入試までは56日となっておりますが、生徒の方はそこまで危機感がまだない状況なのに対して保護者の方のほうが自分のことのように心配になっているわけです。これは毎年そうなるわけですが、我が子の受験を心配しない親は当然いないわけです。

私自身も子の仕事をするようになってからは、すべての生徒たちの合否結果が自分の時よりも緊張するくらい心配になります。もちろんそんな様子を見せることはできませんが…

しかし、保護者の方とお話をするとどんな学力であってもどんな合否判定であってもやはり心配で仕方がないわけですね。「絶対大丈夫」なんてことはありませんので。

この状況を見ていると、生徒自身がこのくらい緊張感や危機感を持ってほしいと思うほどですが、なかなかそれが難しいわけです。

しかし勉強するのも受験をするのも生徒自身であって保護者の方ではないので、保護者の方ができることは見守ることだけです。子どもを信じてあげることだけですね。普通にすることがどれだけ難しいかを実感すると思いますが、できるだけいつも通り、普段通りにすることを心がけてほしいと伝えています。確かに受験は特別なものかもしれませんが、普通にやって普通に受かってきてほしいと私はいつも思っています。

それは普通が一番実力を発揮できるからです。いつもと違う、はいつも通りの力が発揮できない可能性があるからです。本番の時にいつもと違ってものすごく実力が倍に出る、こともあるかもしれませんが、ほとんどの場合はマイナスになります。間違えたらどうしよう、受からなかったらどうしよう、できなかったら…ときりがありません。

よって、特別なものにするのではなくいつも通りの流れ、いつも通りの接し方が一番です。もちろん内心は子どものことが心配で仕方がないと思いますが、そこは子どものためを思うのであればぐっと我慢ですね。受験が近くなればなるほど「勉強しなさい」と言いたくなるのも分かります。また体調面もあるので、風邪を引くような行動も止めたくなることも分かりますが、これもいつも通りのほうがいいわけですね。急にいつもと違うことをすれば、リズムも狂うし、体調もむしろ崩しかねません。

心配する気持ちを「うちの子なら大丈夫」と思っていただければと思います。彩北進学塾ではそういう意味では私もスタッフもどんな時でも普通です。確かにそれなりのイベントは行いもしますが、受験直前、前日などいたってふだんの日常です。

今のこの時期にしっかりと力をつけさせて、受験が近くなったら頑張らないで大丈夫な状況を作っていきたいと常に考えながら指導に当たっています。

夏休み・冬休みが重要なのは言うまでもありませんが、それ以上にふだんの生徒に対する周りの接し方もとても重要だと毎年思います。

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