期末テストの解き直し?

深谷市にある彩北進学塾です。

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さて、中学生はそろそろ期末テストの結果が返却されているころかと思います。テスト後の記事は毎回同じような内容になってしまいますが、テストは終わった後が大切という話です。

テスト前は誰もが必死に勉強をします。範囲表を見てワークやプリントを中心に時間をかけて取り組んでいるわけですが、テストが終わった後はずいぶんと生徒によって違いがあります。

いろいろなところから「テストのやり直し」をしましょう、というお話を聞くかと思いますが、それが非常に大切だからです。しかし、実際は多くの生徒がテストが終わったらすべて終わり、のような感じでそのまま放置してしまいます。テストを返却されたときに学校で説明されているから大丈夫、という声も聞きますが、何が大丈夫なのかよくわかりません。

点数が高い人は当然テスト後もきちんと復習をします。点数が悪い人ほどテスト後は何もしないので余計に差がつきます。特に今は学校のテストに限らず入試などでも真ん中が少なく上位か下位かの二極化が顕著です。もっとやらないと、という生徒がやらず、普段からやっている生徒がもっとやるわけですから当然の結果と言えばそうです。

点数を取りたい、勉強ができるようになりたいと思っているはずなのに、それに向けての努力はしない、したくないということです。楽して点数を取る方法や頑張らずに合格したい、あるいは、今のままで何とかなると思っているわけです。

言うまでもなく、なにもしないでは何も変わらないですし、楽して成績が伸びるわけがありません。部活動もやっているわけですから考えれば分かりますね。練習なしでは強くなりません。センスだけでは限界があるのと一緒で、なぜか勉強になると別物に考えてしまうのはなぜでしょう。

テストは返ってきたらすぐに解き直しです。これが基本です。そしてできるだけ早くやることです。期間が空いてしまうと意味がありませんので、すぐに取り掛かりましょう。

解き直しというのは、ただもう1度解けばいいというものではありません。おそらくそれだと受けたてすとと同じ結果になって終わるだけで意味がないです。解き直しは問題と解答、そして教科書やワークなども使ってできなかった問題やわからなかった問題を中心にやり直します。もちろん当てずっぽうで書いて正解してしまったものもやり直します。正解したものも含めてすべてやり直したほうが良いわけですが、優先順位としては最初に書いた間違えた問題やわからなかった問題です。

その問題を解いて終わりではなく、その単元そのものの理解ができているのかの確認も必要です。そして、自分で納得できて再度解いたら解ける状態になっていなくてはなりません。時間をかけてじっくりやり直しておく必要があります。分からないものは聞くことも必要かもしれません。調べても分からないものは質問して解決する必要があるわけです。

解き直しは、テスト本番よりも時間がかかるはずですからしっかり時間をかけて行いましょう。

また、解きなおしをしない教科があってはいけません。特に放置されがちなのは「国語」です。国語こそ見直しをする必要があります。中でも「読解問題」です。なぜその答えになるのか、なぜその説明になるのか、解法に至った理由や手順を身につけていかなければ初見の問題に対応できません。何となく読んでなんとなく答えているようでは国語は力がつかないどころかいつになってもいわゆる「勘」に頼らざるを得ないわけです。

漢字や文法などの知識問題だけやって終わりではなく、しっかりと読解問題の解法を理解しておきましょう。