子どもの自己肯定感を高める方法

深谷市学習塾、彩北進学塾です。

最近よく聞く「自己肯定感」というワード。自己肯定感を高めることは子どもにとって重要なことですね。そこで今回は「自己肯定感」を高めにはどうすればよいかについて記事を書いてみます。幼少期や小学生の段階で自己肯定感を高めることが重要です。

子どもの自己肯定感は、学習意欲や対人関係、将来の自信に大きく影響します。自己肯定感が高い子どもは、自分に自信を持ち、失敗しても前向きに立ち直る力を持っています。ここでは、保護者の方が日常生活で実践できる、子どもの自己肯定感を育むための具体的な方法をいくつかご紹介しますのでご参考にしてください。

1. ポジティブな声かけを心がける
日常的にポジティブな声かけをすることは、子どもの自己肯定感を育む基本です。たとえば、努力を認めて「よく頑張ったね」と声をかけることで、子どもは自分の努力を肯定的に捉えるようになります。結果だけを褒めるのではなく、プロセスや挑戦する姿勢を評価することが大切です。たとえば、「結果はどうであれ、全力で頑張ったことが素晴らしいよ」と言った言葉は、子どもにとって非常に励みになります。これらは簡単そうで実は非常にむずかしいです。悪いところはすぐに目が行きますし、気付きやすいのですが、逆はなかなか。

2. 自己表現を尊重する
子どもが自分の意見や感情を自由に表現できる環境を作りましょう。話を最後まで聞く姿勢を保ち、子どもの気持ちを尊重することで、「自分の考えは価値がある」と感じるようになります。意見に対して批判的な態度を取らず、「そう感じたんだね」や「面白い考えだね」といった受け止める姿勢を示すことで、自己表現の自信を養えます。間違えても途中で口を挟んだり、完全否定したり、NOを突きつけないようにしていきましょう。

3. 小さな成功体験を積み重ねる
自己肯定感は小さな成功体験から育まれます。達成可能な目標を一緒に設定し、その達成を喜ぶことで、自信がつきます。たとえば、「今日は10分間集中して読書する」といった短期的な目標を立て、達成したら褒めると良いでしょう。これにより、子どもは「自分にもできる」と感じ、次の挑戦への意欲が高まります。些細なことに目を行き届かせていると良いところを見つけるのが習慣になりますので、子どものちょっとしたことに気づけるようにしておきましょう。

4. 失敗を恐れない姿勢を教える
失敗を恐れず挑戦することも、自己肯定感を高めるために重要です。失敗をしたときに「大丈夫、次はどうすればいいか考えてみよう」とフォローすることで、失敗は学びの一部だと理解させることができます。親が失敗を受け入れ、前向きな姿勢を示すことで、子どもも自然と失敗を恐れなくなります。失敗させたくなくて先回りしてしまいがちですが、それではいつまでたっても子どもは学びができません。まして失敗することを極端に嫌がるようになり何もしない子になってしまいます。

5. 親自身も自己肯定感を示す
子どもは親の姿を見て育ちます。親が自分を大切にし、自信を持って行動する姿を見せることが、子どもにとっての大きな学びになります。たとえば、自分が達成したことを家族と共有し、「今日はこんなことができて嬉しかったよ」と話すことで、自己肯定感のモデルを示しましょう。最も身近にいる親の存在こそが子どもに大きな影響を与えます。

6. 家族の時間を大切にする
忙しい日常の中でも、子どもと一緒に過ごす時間を大切にしてください。共に遊んだり、話をしたりすることで、子どもは「自分は大切にされている」と感じ、自己肯定感が育まれます。特別なイベントでなくても、食事の時間に一緒に話すだけでも十分です。子どもが安心して自分を表現できる環境が、心の成長を助けます。何かあったときに「SOS」を出せる状態にしておく必要があります。子どもの成長とともに会話など減るとは思いますが、いざというとき、頼れるんだなという安心感は重要です。

まとめ
子どもの自己肯定感を高めるには、日常の中で小さな努力を積み重ねることが大切です。ポジティブな声かけや成功体験、自己表現の尊重といった取り組みを実践し、家庭全体で子どもをサポートしていきましょう。これにより、子どもは自信を持ち、未来に向けて成長していく力を得られるはずです。

ただし1つ気をつけることは、自己肯定感が強い子どもは、他人を見下したり、否定をすることがあります。自分が一番となってしまうことのないように、周りの子や他人も尊重できるように普段から親が「他人の悪口を言わない」「周りを見下したりしない」ことは大切ですね。