「ただのメモ」に現れた、驚くほど伸びる子の共通点とは?

春期講習中、ある出来事が私の心に強く残りました。

今回の講習に参加したのは、普段は彩北進学塾に通っていない生徒さん。算数の演習に取り組んでいたときのことです。テキストに計算スペースがなかったので、私は「とりあえず使ってね」と、印刷ミスの裏紙を渡しました。ただのメモ用紙として、軽い気持ちで。

でも、後になってその生徒の使っていたメモ用紙を見て、私は驚きました。

ページ数、問題番号、単元名——すべてが丁寧に記されていたのです。ただの計算用紙に、そこまで?

たいていの場合、メモ用紙は計算式をバッと書くだけのもので、見返すこともない。ただの“使い捨て”のはずです。でもその生徒は、そんな一時的な紙にさえも「整理された学びの姿勢」を反映させていました。



これはノートをきれいに書く、という話とは違います。

✔ ノートに日付やページを書くように言われてやっているわけでもない
✔ 誰かに見られることを意識して整えたわけでもない

それでも、学んでいることをきちんと把握し、情報を自分で整理しようとする姿勢が、たった一枚の紙から感じられたのです。

この経験を通して、私ははっきりと感じました。

「この子はきっと、これからグングン伸びていく」

なぜなら、勉強というのは、ただ知識を詰め込むものではないからです。
どんな風に問題と向き合い、どんな気持ちで学んでいるか——
その「姿勢」こそが、学力を伸ばす一番の土台になります。



成績が伸びない原因、「やり方」だけじゃありません。
最近、保護者の方からこんなお悩みをよく聞きます。

「うちの子、家では全然集中して勉強していません」

「ノートは書いてるけど、身についている感じがしないんです」

「何がわからないのか、本人もよくわかっていないようで…」

それ、もしかしたら「勉強の姿勢」が整っていないだけかもしれません。

今回の生徒さんのように、たった一枚の紙でも学習姿勢が表れるものです。逆にいえば、姿勢さえ整えば、ノートや教科書の使い方も、学力の伸び方も大きく変わってきます。

彩北進学塾では、ただ問題を解かせるだけではなく、

・ノートの取り方や整理の仕方

・問題との向き合い方

・学習計画の立て方や振り返りの習慣

こうした「学ぶ力」を育てる指導を大切にしています。

お子さまの「学び方」を見直してみませんか?
今回のようなエピソードは、指導する私たちにも大きな気づきを与えてくれます。
「勉強ができる子」は、特別な才能を持っているとは限りません。
「学ぼうとする姿勢」が、すべての始まりです。

もし今、お子さまの勉強の様子に少しでも不安を感じているなら、
いちど私たちにご相談ください。

彩北進学塾では、無料体験授業も実施しております。
どんな学習のクセがあるのか、どう改善すればよいのか、
一人ひとりの状況を丁寧に見させていただきます。

お気軽にお問い合わせください。