英語で本当に困っているひとへ

彩北進学塾には、さまざまな生徒が入塾してきます。

大手のような進学塾ではありませんので、入塾テストのようなものはありません。だれでも、というわけはありませんが、学年1位を取るような子もいれば、逆に順位がきわめて低い生徒も入ってきます。

小さな個人塾ですからある程度は対応できますが、やはり塾として得意な層というものはあります。過去の例から見ても、学校のテストでいうと300点~400点くらいの生徒です。偏差値で言うと48~58くらいが得意なゾーンといえます。

いろいろな層の生徒を見ているので、びっくりするくらいにできる生徒もいれば、想像を超えるほどちょっとやばいかな、という場合もあります。

素行に問題があったり、やる気が全くなしで何しに来ているのかわからないような生徒はこれまでほぼいませんでしたので、問題がなく、それぞれが成績アップを果たしているわけです。

そこで、今回は、もう本当の意味で英語がどうにもならないような状態の場合はどうしたらよいのか、というお話を書いてみようかと思います。よくある勉強法や学習法は、ある程度、できる生徒が対象です。そういう私自身がここで書いてきたものもやはりそれなりにはできる生徒が対象であったといえます。

今回は、そうではなくて、勉強方法云々ではなく、何をしていいかわからない、わからないこともわからない、そして、はっきり言って英語だろうが何語だろうがすべて一緒という状態の場合はどうするかということです。

人間は同じものを7回も見たり聞いたりやったりすればある程度は誰でも覚えられると言われています。また、英語に関していえば、とにかく読んでみようということです。とにかく音読です。きっと書いてある単語が読めないと思いますので、読み方は教えてもらいましょう。下手でもなんでもいいので、きちんとした読みを教えてもらってください。できるのならば意味もわかるとよいですが、わからなかったとしても、とにかく声を出して読んでみてください。そして、全部暗記してしまうほど毎日毎日読んでみてください。音読のメリットはたくさんあります。

やる気が出るかもしれません。記憶が残りやすい学習方法ですから、あとで思い出しやすくなります。私も高校生の時に何度も何度も音読した長文の問題は今でもいえます。

このとにかく読んでみる勉強方法は、勉強が得意な生徒ができる生徒にも効果があります。先ほど書いたように、全部教科書を見なくても言えるくらいにすると効果絶大です。もちろん勉強が得意であれば、意味も理解して、文法も理解して、そして、正しい発音で、です。

当たり前のことですが、1回だけとか、1日だけでは効果がありません。続けることが最大の学習効果を出すことはいつも書いている通りですが、勉強ができない生徒さんは毎日やることが苦痛だと思いますので、寝る前やちょっとした気分転換、休憩の時などの隙間時間に読むようにするのもいいかもしれません。

本当になんとかしたいという状態であれば、やってみる価値はありますので。

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