小学生の自主勉・・・音読も

彩北進学塾のここ3年くらいは、授業日外の自習を最も利用しているのはなんと小学生です。2学期以降になると圧倒的に中3生のほうが多くなりますが、1年間を通してみてみると小学生のほうが利用していると思います。

小学生が自習に来るケースは過去にも何度もありましたが、何をするかというと学校の宿題がほとんどです。学校の宿題が最近はやけに多くなっていてびっくり、という話は少し前に書きましたが、本当に多いですね。今の小学生は習い事も多く、遊ぶ暇もないくらいの宿題の量です。そこに加えて、自主勉強(自主学習)があります。

自主勉強という名前ですが、結局は宿題ですね。やる内容は自由であったり決められていたりといろいろですが、意外に負担になっているような気がします。

ただ、どうせやるなら内容を伴っていてほしいと思っております。自主勉をやっているのを見ると、だいたいがとにかく次のどれかです。

・早く終わるもの

・たくさんマスを埋められるもの

・あまり考えないもの

これらをやっているのです。

ですので、せっかく勉強をしていても、内容がない、という状態が多いのではないでしょうか。中学生にもありがちな「終わらせる」ことが目的になってしまっているのです。

よって、漢字などをやる際も、とにかく機械作業のようにただ書きまくるだけ。当然覚えていないし、ただ写しているだけですから、読めもしない場合もあるようです。

では、自主勉をやる時に気を付けることややったほうが良いものは・・・

・その日の学校で習った問題をもう1度やり直す

(教科書の問題やプリント)

・テスト後であれば、テストの問題をもう1度やってみる

・漢字学習であれば、同じ漢字を何十回も書くのではなく、覚えられたものは回数を減らし、覚えられないものだけ多めに書いてみる

・計算を行う場合は、丁寧に間違えないように1問1問を大切にして解く

・国語の教科書を視写する場合は、声に出しながら書いてみたり、意味が分からない語句は調べて意味も書く

・社会をやる場合は、ただ語句を書いて並べるのではなく、図や絵、史料なども入れて、自分で理解できるように作る

・理科は、実験や観察のことなども理解して書いていく

などの工夫が必要です。時間がかかるものもありますが、いい加減にやっても時間がかかるわけですから、せっかく出された強制のものをうまく活用して学力アップにつなげてほしいと思います。

上記のことは中学生でも同じことが言えますので、中学生の自主勉がある場合は、同様にしてみましょう。

※小学生は「音読」も出ていると思います。

やらずに「やった印」だけを押している人が多いと思いますが、音読はとても効率のよい、かつ、成果の出る学習法の1つですから、これもせっかく課されているのですからやってみましょう。

保護者の方もぜひお子様の音読を聞いてあげましょう。

「聞かせて」とお子様に言ってあげてください。そして、読んでいる間はじっくり聞いてあげてください。誰も聞いていなかったら読む気がなくなります。そして、読み終わったら、ぜひ感想を伝えてください。

こんなやり取りで、文章を読むことが好きになってくれたら一石二鳥ですので・・・

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