漢検の学習法

あまり今までは記事にしなかった資格試験の学習法を書いてみようと思います。

今回は漢字検定(漢検)です。

いくつか注意です。

まずあちこちのサイトで漢検勉強法のようなものがあると思いますが、どれがいいとか悪いとかではなく、この記事については私自身の経験と指導をしてきた限りでの学習法ですので、完璧でもなければ、人によって合う合わないもあるはずです。

もう1点。2級以上になるとまた少し学習法が異なると思いますので、3級ないしは準2級までの合格を目指すため、という趣旨になります。

まず、漢字検定は、当然ですが、資格試験ですので合格することが大事なのは言うまでもありませんが、その一方で漢字は将来的にも必要ですから、資格のためだけの学習にならないようにすることが大事だと思います。

さて、前提として、漢検の学習をするときは必ず「書く」ことが重要です。漢字は文字に意味がありますので書かなければ覚えられません。眺めているだけ、見ているだけではダメですね。

では、まず問題集。

どんな問題集でもよいですが、正直6級以下であれば過去問だけでもよいかと思います。

5級以上になったら、まず最初に過去問を解いてみるとよいかと思います。そうすると、どの単元が良くできて、どこの単元が苦手なのかある程度把握できます。それができたら、単元別の問題集や単元がわかれている問題集を使って、自分が苦手だと思ったり点数が悪かったりしているところから始めるとよいですね。順番通りやる必要はありません。

受験をする生徒を見ていると、多くが苦手としているのが、「部首」「熟語の構成」「対義語・類義語」「四字熟語」となります。正直私自身もこの中の「部首」と「四字熟語」は苦手です。

ですからこうしたものから先に学習をするとよいでしょう。特に、四字熟語などは聞いたことがなかったり意味が分からないと漢字を予想することはほぼ不可能です。四字熟語は普段使わないので早めに取り組んでおくといいでしょうね。

熟語の構成は慣れれば簡単ですが、なかなかわかりにくいのも確かですので、ここは解答や解説、知っている人に聞いていく方が早いです。それと部首ですが、3級までは意外と素直に考えたほうがいいですね。準2級になるとちょっと「なぜ?」と思うところにもなっているものがあるので、やはり知らないとなかなか難しい気がします。

上記の内容を先に学習して、ある程度大丈夫であれば、残りの「読み」「書き」などへいくのがよいでしょう。読みはある程度見て分かるものがあるかもしれませんが、訓読みの漢字は難しいものが多いのできちんと読めるのか確認が必要です。

書きは点数が大きいので確実に取りたいところです。問題集にある配当の漢字はすべて書けるように練習を繰り返すのみです。

最初に書いたように、問題集に書きこむよりもノートなどに書きながら学習をしていくのが良いでしょう。また、1冊が終えられるように最初にいつまでに終わらせるのか計画を立てておくことが重要です。中学生だと資格試験の時期は中間・期末テストと重なります。その期間は資格試験にあてる時間がなくなるでしょうから、その前位までには終えられるようにしておくべきです。

そして、当たり前ですが、間違えた問題は必ずやり直すことです。赤で答えを書いておわり、で満足してはいけません。きちんと直し、後日もう1度やってできるか確認をしてください。

そして、最後に総仕上げとして過去問で本番を意識しながら解くことです。余裕があれば、そこでまた間違えた単元くらいは、見なおしたいところです。

今は小中学校休校期間ですから、もちろん宿題や普通の学習が大事なのは当然ですが、ちょっとでも時間が取れるなら資格試験の学習をしてみるのもよいでしょう。内申点アップにもつながりますので。

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