どうしても継続できない人へ

勉強は「継続」つまり、続けることが大事であることは誰もが知っているところです。勉強ができる人とできない人の差はここにあるといっても過言ではないでしょう。続けることが苦手、続けようと思っても続かない、それはなぜでしょうか。みんな誰しもが勉強をできるようになりたい、得意にしたいと思っているわけですが、それでも、思うだけで実行できないわけです。

今回は少しでも継続できるようにするためにはどうすればいいのかを考えてみたいと思います。

まず、続かない人の共通点があるように思います。

それは、自分自身にとってあまりにも目標や理想、ハードルを高く設定しているという点です。「テストまで毎日3時間勉強する。」「毎日朝早く起きて予習をしてから学校に行く。」「1日15ページを続ける」といった具合に、ほぼほぼ不可能そうな高い目標を設定してしまいがちです。それは、結果を急いでいるからです。

勉強はすぐにできるようになりません。ましてや苦手なものは特に時間がかかります。しかし、勉強をすればすぐに結果が出ると思いこんでしまったり、すぐに結果を求めてしまいがちです。ですから余計に高い目標を設定してしまうのです。

当然、不可能な目標ですから、続くわけもなく…その結果、それが続かなかった言い訳になり、ますますやらなくなり、点数も下がり・・・という悪循環。

階段を一歩一歩と上がっていくように、勉強も同じです。ゆっくりでも確実に一歩ずつ進めばいいのです。今の自分のちょっとだけ上を目標にしていけばいいのです。ほんのちょっとでもやらないよりははるかに良いのです。

「テストまで毎日10分勉強する」「毎朝5分だけ早く起きて音読する」「1日1ページを続ける」となればいいのです。もちろん例ですのでそうしてくださいというわけではなく、今の現状から考えてやれるものを目標として続けることが重要です。

要は、本当にやれることを目標とし、それを実行するだけです。毎日学習することに勝る学習はないといつも書いております。どんなに少ない時間でも毎日やれば大きな力になります。たった5分でも365日続けたら、相当な差になっております。

ですから、「やれることを継続すること」を目標にすればいいのです。勉強ができるようになる、苦手を克服する、という目標はいったん置いておいて、やれることを実行すること自体を目標にしていきましょう。結果的にそれが苦手を克服することにつながっていきます。最初から無理で、現実離れした目標設定ではなく、今の自分でできるだけのことを継続するのです。

それがやがて知らないうちにちょっとずつ大きな目標へと変わっていきますから。

では早速今日からやっていきましょう。明日からではなく今すぐにです。

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