テスト後の重要性

彩北進学塾では現在、全学年ともに塾内テストを実施しております。何度も書いているように、学校が休校中ですので、テストというテストはありませんし、北辰テストも中止が続いております。現状の把握はしておかなければなりません。

ただ、テストというのはテストそのものよりもテスト後のほうが重要です。何のためにテストをするのかを見失ってはいけません。

特に、中学1年生は中間・期末テストなどは経験がありませんので目的を間違えないようにしてほしいと思います。

テスト後の重要性は過去にも何度も書いてきましたし、今回も同じような内容です。

テストが終わったらまずやることは解きなおしです。間違えた問題だけではありません。必ずすべての問題をやり直します。それは、正解しているけれども、分かっていたのではなく、なんとなくで書いていたり、うろ覚えだったり、たまたま正解したり、ということがあるからです。そうなると次にやったら正解できるとは限りません。

やりなおすときは、テストと同じにやっても意味がありませんので、解答・解説、教科書など様々なものを使う必要があります。テストの時と違って時間制限もありませんので、1問1問じっくり時間をかけて確認できます。本当にきちんと見なおしをする場合は、テストをするより時間がかかるはずです。勉強が得意な生徒や勉強の仕方が分かっている生徒は、当然のようにやり直しのほうが時間が長くかかっております。

いつもたとえを使っていますが、テストは健康診断と一緒だと思っております。さまざまま検査をしますが、それがテストそのものだと思ってください。そして、検査が終わると非常に細かい診断結果が出てきます。そして、どこが悪い、どこがこういう状況になっている、今すぐ再検査をした方がよい、など書かれております。テストでも同じように結果が個票となって出てきます。そこには、どこができていてどこが間違っていたのか、何をどう書いていたのか、どこをどうすればいいのかなどがかかれております。

もし、健康診断で、悪い箇所があったら放っておきませんね。そのご症状が悪化する可能性もありますし、別の病気になる可能性もあります。最悪、死ぬケースもあるでしょう。テストも同じです。できないところ、分からないところをそのままにしておくと、死ぬことはありませんが、今後の学習に影響を及ぼしたり、点数がさらに悪くなったり、もっと言えば、高校に合格できなくなったり、という結果になるわけです。

早期発見早期治療は勉強も同じです。

できないところやわからないところを早期に発見し、早期に学習すればいくらでもやり直しがきくし、苦手を克服することができるのです。

健康診断の結果で悪いところを治すのが医者であるならば、テストの結果を受けてできないところをなんとかするのが私たちの仕事です。

医者の治療は、私たちからすれば授業です。そして、薬は、宿題や課題です。アドバイスは同じですね。そして、その治療や薬をきっちり指示されたとおりにしていくと治るわけですから、勉強も学習指示や勉強の仕方などに従っていけば克服できるわけです。

すべてが同じというわけではありませんし何もかも比較できるものではありませんが、同じようなことが言えるということです。

ですから、とにかくどんなテストであっても、まずは終わったらそのままにしないことが何よりです。テストが終わるとすべてが終わったかのように勉強しなくなったり、開放感から遊びまくったり・・・となりがちですが、終わった後をどうするかが今後の学習につながるのです。テストによって自分の悪いところを発見し、その悪いところを1日も早く直していくことです。できないところは積み重ねればどんどんできなくなる一方です。そして、何もしなければテストで間違えた問題は一生できるようになりませんし、できないところが増える一方です。

その時その時で、きっちりやり直し一つでもできないところをつぶしていく、その積み重ねが点数アップにつながるのです。

解答を見て、解説を読んで、そして、調べて、聞いて、納得して、最後にもう1度解いて理解度を確認してください。

彩北進学塾は、彩北式学習法ということで、繰り返し学習を重視しておりますが授業だけでなくテストにおいても繰り返して定着を図ることを生徒に伝えております。

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