当たり前のことを当たり前にやれば成績が上がる

このブログの記事で最も多く書いてきているであろう内容を改めてまとめてみようと思います。小中学校ももう1週間は分散登校ではありますが、15日から通常通りとなるわけですから、ぜひお子様の学力向上への参考にしていただければと思います。

何か特別なことを書くわけでもありませんし、あっという間に成績が上がるような魔法のようなものでもありません。タイトル通りで、誰もがそう思っているであろうことを実行できるかどうかとその環境にあるかの違いだけだと感じます。

当たり前のこととは何か…以下に挙げていきます。

・毎日勉強をする

何度も言うように、これに勝るものはないでしょう。コツコツと積み重ねることの強さは勉強に限った話ではありません。すべてにおいて共通していえます。勉強ではこれこそが最も成果の出る学習です。たとえ30分でもたとえどんなに疲れていても5分間だけでもやることが重要です。毎日やることを決めることです。

・繰り返して学習する

1度やってできるのならば学校も塾も参考書もいりませんね。1度やってできるのは天才だけではないでしょうか。同じ問題やできない問題を繰り返して少しずつできるようにしていけば最終的にはできない問題がどんどん減っていくのではないでしょうか。繰り返しの仕方などは過去にも記事にしておりますが、改めてどこかで記事にしてみようと思います。

・演習(問題を解く時間を多くする)

教科書や参考書を見たり、話を聞いたりして勉強した気になってはいけません。必ず問題を解いて理解度の確認と定着具合を確認していく必要があります。覚える時間も大切ですが、それ以上に学力は問題を解いているときについていくのです。成績を上げたいなら演習をたくさんしていきましょう。

・答え合わせや丸付けの仕方を間違えない

○か×かをつけるだけは論外ですが、間違えたところをただ解答を見て赤で直すのもほぼ意味のない無駄な時間というしかないでしょう。たまたま正解した問題でもあっていた問題でももう1度確認です。間違えたものは問題を解説などを読んで理解して、もう1度解いてできる状態にすることが答え合わせです。×を付けて直すだけで成績上がるのならば全員が満点近くになっているはずです。ここは、勉強の仕方の肝になりますので、間違えた丸付け方法をしないようにしてください。

・漢字・計算・英単語の練習や国語・英語の音読、視写などの基礎基本を大事にする

できな人ほどこういうったものを大切にしない傾向にあります。実際にやってみると間違いが多く、ミスも多いです。

特に、計算などは途中式を書かない人ほど間違いが多いです。できる人ほど途中式をしっかりと書いていきます。また、これは指摘してもなかなか直らないので、書けばできるわけですから意識してやっていくしかありません。面白いように苦手な人は頭の中で計算をしようとします。

・姿勢が悪い、文字が雑、ノートだけはやけに綺麗などはダメ

学習をするときの姿勢は大事です。背筋を伸ばすことは重要です。体が丸まっているのはよくありません。また、文字も上手下手は別として、雑に書く(メモ程度は自分でわかればいいですが)ことで、自分で書いた文字が分からなくなっているようでは意味がありませんね。そして、ノートだけはカラフルにまとめてみたり、いろいろなこだわりを持っている場合もあまりよい傾向とは言えません。ノートを何のために取るのか本末転倒になっていて、どうでもいいことにこだわっていて、大事なところがおろそかになる人はなかなか学力も高くなりません。

・聞いているようで聞いていないのももちろんダメ

人の話をきいているふりしていて、実は聞いていないということもあります。わかってもいないのに返事をしたり、あいづちだけはきちんとしていて、中身は抜けているようなことが良く見受けられます。この場合は、ほとんど言ったことはほぼ覚えていません。

・間違った勉強方法を指摘してあげても、反発したり逆切れして直さないのはいけません

すべてにおいて素直がいいわけではありませんが、お菓子な学習の仕方を指摘しても直そうとしない、むしろ、なぜか怒り出す人もおります。勉強をしているときは自分が一番頭が悪いと思って素直に意見を聞いて、まずはその通りにやってみることが大事になります。

・スマホがいつもお友達になっている場合は要注意

個人的には、教育改革や指導要領、入試制度改革など子どもたちの学力を上げるために国をはじめさまざまなところがいろいろなことを言っておりますが、結局のところ、本気で国が子どもたちの学力を上げたいのであれば、スマホと部活の朝練をやめればいいと思っております。そのくらいスマホは今の子どもたちの学力向上を妨げております。特にLINEです。子どもたちに聞くと1日に500通だの1000通だのと来ていることがあるそうです。聞いたときはびっくりしましたが…

すべてに返信をするわけではないでしょうが、全部を読んでいたらそれだけでも結構な時間ですし、やり取りをしていたらあっという間に時間が過ぎてしまいますね。

振り返ってみると、学力が高い生徒やものすごく成績が伸びた生徒、成績が悪くても最終的に頑張っていた生徒のほとんどはスマホを持っていなかったか、持っていてもほとんど使うことがなかったですね。私がLINEで連絡しても、だいたい返ってきたのは次の日とかでしたから…

逆にいつ送ってもすぐに返ってくる生徒は・・・

こちらとしては助かりますが・・・(^^;

何よりも、LINE自体が問題なのではなくて、これを待っている時間や何かきているのではないかと、気にしていること自体がよくないのです。集中力を削ぐものとなるからですね。オンラインゲームも同じです。やり始めるとずっとやってしまい、誰かがやっているかもしれないと思うと気になるからです。

勉強をしているときはスマホはいじらないというより気にしない、というのならばまあいいとは思いますが、持っていると、YouTubeやアプリなどさまざまな使い道があり、結局、勉強そっちのけで、となるのが怖いですね。もちろん、毎日のようにニュースになっているような危険もはらんでおりますが・・・

・授業を大切にする

塾などで習っているから、とか通信教材で知っているからといって学校の授業をおろそかにしてはいけません。自学自習よりも授業が何よりです。もちろん、塾の授業もそうですが、教科書や授業といった基本的な元の部分を大事にしていく必要があります。勉強が苦手な人はまず授業を聞いていません。

・生活リズムを大切にする

睡眠をしっかりととることです。これもなんとなくの感覚ですが、勉強が苦手な生徒は寝る時間が遅いです。勉強ができる生徒で遅い場合は、その時間まで勉強をしておりますが、できない生徒のほとんどはテレビやスマホ、ゲームなどです。寝る前に音読や暗記などをすることはいいですが寝る前にスマホなどは最悪です。また、同じことですが、朝早く起きなかったり、食事をきちんと取らないのも論外です。勉強や成績アップには食事と睡眠、そして、運動が必要です。ストレス発散も重要ですね。

・分からないことはそのままにしない

わからないものを減らしていくのが勉強です。できる問題をいくらやっても時間の無駄とは言いませんが、効率は悪いですね。できないものやわからないものをそのままにしていて成績が上がるわけがありません。できない人ほどそのままにしてしまいがちです。できないところはできるようにしようという気持ちがまずは大切です。苦手な古都を後回しにせずに、先にやるようにしてみましょう。また、分からないことは恥ずかしいことではありませんので、遠慮なく聞きましょう。わかったフリがもっとも学力を下げるものとなります。

・「怒られないための学習」をしない

これはまた改めて記事にしていきますが、勉強ができない人に良くあるケースが、勉強をする目的がずれているパターン。志望校に入りたい、とか順位を上げたい、とかもっとできるようにしたい、とかの理由ではなく、親や先生に怒られたくないというのが最優先になっていて勉強をしている場合は、非常に成績が伸びにくいです。これは、嘘につながるからです。やっているフリ、できているフリなどをしたり、点数を隠したり、答えを見てやったり・・・勉強以外でも嘘を並べるようになっていきます。しかも無意識にです。怒られないようにするにはどうすればいいのか、が自然と身についてしまっているので、勉強そのものを学ぶということではなく、うまくその場しのぎをすることがメインになってしまうのです。

というわけで、いろいろと並べてみましたが、他にもいろいろとありますね。まずは、といってもだいぶ長くなりましたが、何かお子様の学力向上の一助にでもなれれば幸いです。

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