なぜワークが終わらないのか

今日が期末テスト9日前です。と言っても今日はもうすぐ終わりますので実質8日前となります。

テスト勉強は順調でしょうか。

教科書の音読や黙読、ワークを進める、ノートや資料集を見る、プリントなどをまとめる…などなどやることがたくさんあると思いますが、思い通りに進んでいるでしょうか。

学校のワークはやるページがすべて決まっていて、提出期限がありますね。それでも前日あるいは当日まで終わらない、という状況がなぜ生まれてしまうのか。それは、その場しのぎの勉強であったり、何の計画性もない行き当たりばったりの学習だからです。これではせっかくの勉強も最終的に慌てて答えを写したり、間違えてもやり直しをせずに提出したり、という効果のない学習になってしまいますね。

テスト勉強だけがすべてではありませんし、普段から、ワークは日々行って進めていくものだと塾生には話しておりますが、それでもやはり同じような状況になってしまうケースがあります。

では、どうすればよいのか…

簡単ですね。何しろ中学校のほうでわざわざ計画表を渡され、そこに計画を書きこむわけですから。

それぞれテスト前にやることがすでにわかっているはずです。ワークはどのくらいのページ数があるのか、プリントはどれを復習するのか、教科書のどのページから出されるのか。そういったいわゆる「やることリスト」が少なくとも頭の中にはあるでしょう。

では、それを日数で考えて、どう進めていけば終わるのか計算すればわかりますね。計画表が計画表ではなくなっている生徒がほとんどだと思います。きちんと終わるように計画をすればよいのです。

例えば数学のワークが40ページ範囲があるのならば、2週間前だとして残りの2日間は、きちんと復習と考えると12日間です。1日約3ページです。2周するとすると1日6ぺージですが、全部をやりなおすわけではありませんので、多くても1日4~5ページで済むはずです。

その他の科目も同様ですが、数学ほど1ページに費やす時間は長くないはずですので、1日6ページくらいは進めることができるはずです。そうすると、それぞれの科目がどのくらいの日数が必要でどのくらいのページを進めればよいのかわかりますね。

本当であれば、3週間前にこの計画を立てたいところですので、次回からはぜひそうしましょう。

3週間前に「やることリスト」を確認し、ワークの1周目が終わるように計画し、2週間前の範囲表が出たら、それぞれページを確認し、2日前に終わるように計画を立てることです。

そして、何よりも重要なのは計画を立てることより、計画通り進めることです。計画を立てることに時間をかけていては本末転倒です。さっと計算し、すぐに書きこんでしまいましょう。あとはそれを実際にできるだけ計画通りに進めていくことです。何かイレギュラーが発生し、やれないこともあるでしょうから、それはすぐに挽回・補いことができるように予備の時間も必要です。

1つだけ気を付けることは、絶対に無理な、不可能な計画は立てないことです。はりきって多くの量を1日に入れると結局消化できずに、もういいか。となってしまいがちです。中3生はここに受験勉強(1・2年生の内容)も加味していく必要もあります。

テスト前は、「1日に何ページ終わったら」、あるいは「1日何時間やったら」、という勉強の仕方ではなく、計画が終わったら終了という考え方のほうが良いと思います。睡眠時間を削ったり、食事の時間を削ってはいけません。

来週は部活動も休止期間になるでしょうから、そうしましたら、残りの期間も考慮して、学習を進めていきましょう。ワークが終わる=テスト勉強、ではありませんので、ワーク+αやるべきことがあるはずです。点数を取るために学習を進めていくのです。

彩北進学塾では、来週の土曜・日曜日はテスト対策授業を実施いたします。各中学校のテスト範囲にぴったり合った予想問題演習となります。各学年3名のみの募集です。締切は9日(木)です。

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