英単語の学習には

英語は単語がすべて、とは言いすぎではありますが、英語ができない人のほとんどは単語が覚えられていない、または単語が全く分からないという状態にあります。

そして、それを分かっていても単語の練習や覚えるための勉強をしていないことが多いです。

確かに単語を覚えるのは単調作業で非常につらく感じるでしょうから気持ちはわかります。

ただ、文法を理解できないのも単語が覚えられていないから、という理由が多くあります。

ですから英単語はしっかり覚える必要がありますし、もし英語が苦手というのであれば、極端な話、英単語を覚えるだけでもよいくらいです。

特に今年のように夏休みが短い場合は、のんびりやっている暇はありません。本気で何とかしておきたいところです。

では、英単語はどうやって学習をするのか…

市販の英単語のテキストなどでやるのがいいのでしょうか。はっきりってある程度英単語が分かっていて、英語もそこそこできるレベルであれば、そういった単語専用の教材もよいかもしれませんが、ほとんど覚えられていない場合は、むしろ逆効果でしょう。やる気がなくなり、最初の数ページで終わってしまう可能性が高いです。

というわけで、英単語を勉強するときは、まず「学校の教科書」を使って覚えていきましょう。

なぜ教科書がいいのかは簡単です。それは少なくとも1度は学校の授業で触れているので、抵抗が少ないということと、もう1つは、思い出しやすいということです。習っているわけですから、読み方も意味もすぐに出てくる可能性が高いのです。

よって、英語の教科書で単語は学んでいきましょう。中2・3年生は中1の教科書からやりましょう。最初のページからでよいです。

まずは。「読める」かどうか…読めないことにはその先はありません。英単語というより英語は読めなければ覚えられないからです。

単語の発音が大丈夫であれば、次は、「意味が分かる」かどうかです。3秒考えて出てこなかったらもう1度覚えなおしましょう。

読みと意味が大丈夫であったならば、そこで「書ける」ようにしなくてはいけません。スペルが間違っていたらテストでは×になってしまいますので、最終的には書けるようにする必要があります。

かといって、ひたすら何度も何度もものすごい数の英単語をすごい勢いで書いて練習する必要はありません。おそらく単語を見て読める・意味が分かる状態になっていれば、書くことはそれほど苦戦しないはずです。簡単な単語やすでにかける単語の練習は数回でよいですので、まだあいまいなものや全然覚えられていないものは多めに練習するとよいでしょう。

1日に覚えられる数は個人差がありますので、いくつという指定はありませんが、1つの単元ごとくらいはやっておきたいですね。

そして、大事なのは、翌日に同じ単語をもう1度練習するということです。1回覚えても忘れてしまう可能性が高いので、翌日に覚えているのかチェックしておきましょう。そして、それプラス次の単元の単語をやっていきます。3日間くらいは同じものを繰り返してそれプラス新しい単語ということで進めていくとよいかもしれません。

中1・2年生の教科書を1単元ごとにやれば、だいたい20日くらいですから、夏休みと残りの8月中を使えばほとんど終えることができます。もちろん夏休みを待たずして始めるほうが良いので、早めに取り掛かって1回すべて終わったら確認の意味も含め、2周目に突入しても良いと思います。そうしながら英単語の数を増やしていきたいですね。

埼玉県の公立高校の英語の入試は、やはり英単語の数がものを言いますので、1つでも多く単語を完璧にしておく必要があります。高校に行っても英語が続きますので、中学校で習う単語が中学のうちにしっかりと身につけておかないといけません。

読みが分からなければ聞くしかありません。意味が分からなければ調べるしかありません。そういったところをおろそかにせずに進めていきましょう。ただ、単語の数が多くなってくれば、スペルを見てどんな発音なのかはだいたいわかってきますので、そういうレベルまで行きたいですね。きっとそうなったころは英語が得意になっていると思います。

教科書を使っていますので、単語を覚えつつ、せっかくですから、本文の読みや意味の確認と、余裕があれば文法の解説を確認して問題も解けるとよいですが、時間がかかる場合はまずは単語だけでいいですから、英語が分からない、と嘆いていないで早速、英単語の学習を開始していきましょう。

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