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さて、読書の効果は言うまでもありません。
しかし、読書をしない子どももたくさんいます。非常にもったいないというか、何とかして本を読ませたいと思うことが多くあります。
読書をすることで国語ができるようになるかというと、それはそれでまた別のことにはなるものの、読むことでのマイナスはありません。プラスしかないですね。
本を読んでいること読んでいない子の差は、年齢が上がるにつれてはっきりしてきますので、小さいころから本を読んでいた方がよいわけです。
活字離れが叫ばれて久しいのですが、やはりこれについては、大人、特に親の役割が大きい気がします。
今の時代は本など読まなくてもネットなどで情報を得ることができますし、幼いころからスマホを使いこなしている場合もあります。また、新聞を購読しない家庭もこれからますます増える一方です。そうすると今後はさらに活字離れが深刻になっていくのではないでしょうか。
まず本を読まない子どもは、本の良さや面白さを知らない場合があります。これについては、幼いころに親が読み聞かせをしたり、もしかしたら本を与えることがなかったという場合がありますが、そもそも親が本を読まない場合は子どもも読まない気がします。
子どもが小さいころから親が楽しそうに本を読んでいればきっと子どももその行為が面白いものと認識します。時間を取って読書をしていれば、子どもも真似から入ってきっと読書をする時間を確保することになるでしょう。
では、小学生高学年だったり、中学生にはどう読ませていけばいいのか。今まで全く読んだことのない子に、無理やりに本を読ませるのはむずかしいものです。
では、どうするか…
まずは漫画でも雑誌でも絵本でもなんでもよいので、興味のあるものや読めそうなものなど、親が良いと思ったものではなく子どもが選んだものからスタートすることです。もしかしたら、図鑑だったり、事典だったり、となるかもしれませんがそれはそれでよいでしょう。どんな本であっても否定しないでおきましょう。極端にいえば、旅行ガイドのようなものだったり、道の駅ガイドのようなものでも構いません。
親が過去に読んだもので面白かったものを「お勧めする」のはありでしょう。その際も、文字が詰まっていたり小さかったりするものではなく、すぐに読めそうなものが良いですね。
以前流行ったケータイ小説のようなものでもよいですし、あるいは、少女小説のようなものでもよいかもしれません。またはドラマ化や映画化されていて内容がわかるものもよいですね。雑誌であれば、親子で一緒にそれを見ることができるかもしれません。歴史漫画などもハマりやすい可能性もあります。
いずれにしても無理やりはいけないのと、あくまでも子どもの興味に沿うということです。途中で投げ出してしまう可能性もありますが、それは我慢です。
学校でも朝読書のような取り組みもありますし、読書週間のようなものもあります。そういうときはきっかけになります。また、国語で読んだ文章でも改めて本で購入して読んでみるのもありかもしれません。
まずは活字に触れ慣れることが最初の目標です。
それができたら次の段階ですので、その2へ続きます(後日アップいたします)