テスト後の勉強について

深谷市ある埼玉県公立高校入試に強い彩北進学塾のブログです。

さて、本日、深谷中学校の中学1・2年生の期末テストで在籍する生徒のすべての2学期期末テストが終了しました。

いつものことながらテスト前のやる気や姿勢など、ものすごいです。結果がどうであれ、頑張った過程をしっかり認めてあげたいと思います。保護者の皆さまも同様に、よかったところや頑張ったところ、そして、結果ではない部分を認めてあげてくださいね。間違っても結果を見てぶちぎれたり、長々とお説教を始めたりしないようにお願いします。むしろさらに悪くなる未来しか見えなくなってしまいますので、くれぐれもお願いいたします。

テストが終わると中学3年生以外は気を抜いてしまうでしょうが、これは毎回テストの度に書いているので、「またか」となるかもしれません。

それは、テストは、「テスト後」が一番重要ということです。

テスト後をどうするのかでその後が全く異なります。

テストが終わってすべて終わり、という状況は、せっかく学習していたものをすべて忘れてしまおうという行為にほかなりません。また、学習モードだったものが急にお遊びモードに変わってしまっては、テスト前に頑張った意味がなくなってしまうかもしれません。テストはテストで重要ですが、何のためにテストがあるのか、なぜテスト前にあれだけ頑張ったかを考えてみましょう。

最終ゴールではないものの目指すべきものはまずは高校入試です。高校入試は中学校3年間の、もっと言えば、これまで学習してきたすべての中から問題が出題されます。今回のテストができても入試で全くできなかったら、それは本末転倒になりかねません。途中にテストがあるからこそ、その時にしっかり勉強する時間が取れたり、そこまでの出来ないところを確認できたりするわけです。その時覚えたものを今後もしっかりと理解して覚えて定着させなくてはならないのです。

短期間で覚えたものは短期間で忘れるようになっております。時間をかけたものは忘れません。テスト前に一夜漬けで点数が取れたものがあってもきっと一夜で忘れてしまうでしょう。忘れるのが人間ですが、大事なものを忘れないようにする学習をしていく必要があるのです。

まずすぐにやることは、今回のテストのやり直しです。間違い直しではありません。やり直しです。間違えた問題だけをやればいいのではないということです。正解した問題ももう1度やりましょう。たまたま勘で当たったかもしれません。良くわからないけれど、選択肢が当たっていただけかもしれません。その時はできてももう忘れているかもしれません。ですからもう1度すべての問題をやりなおす必要があります。間違えた問題でもやりなおしたらできる問題もたくさんあるでしょう。時間をかければできた問題やうっかりして間違えた問題もありますが、それはそれが実力です。

もう1度書きますが、テストはやりなおしてこそ意味があるのです。ただテストを受けてきて、結果が戻ってきて点数に一喜一憂して終わり。これでは受けても受けなくても一緒の状態です。

できるだけ早めにやり直しをして、調べるなり、先生に聞くなり、できない問題はできるようにしていきましょう。できない問題をできるようにするのが勉強です。

問題用紙にボールペンで書きこんでしまったからもうできません、とか、学校の授業で説明を受けたからもう大丈夫です、とか、部活動が忙しくて時間がありません、とかいう言い訳は要りません。それはやりたくないだけですから、いつになっても結果が変わらないわけです。できる人、できない人の差はそういうちょっとした事の積み重ねの違いです。もともと勉強ができるから、とか、頭の出来が違うから、というのもできない人がやらないための言い訳でしかありません。

勉強ができることがいいこと、すごいこと、とは思いませんが、義務教育の学習内容はできるだけきちんと身につけて大人になってほしいと思います。

そういうわけで、これを読んでくださっている中学生のお子様を持つ保護者の方はぜひ、テストのやり直しをすぐにやらせてみてください。そんなのやる意味あるの?と子どもに言われたら、やればわかる、とぜひお伝えください。

コメント


認証コード4211

コメントは管理者の承認後に表示されます。