年長さんは成長を感じるし、何でもできそう

深谷市にある彩北進学塾のブログです。

さて、指導をしていると生徒の成長を感じるわけですが、特に感じることができるのは年長さん。

ご家庭での勉強や幼稚園での学びのおかげという部分が大きく影響をしているわけです。塾でもすでに3冊目のテキストが終了します。ひらがなもほぼ完璧になってきました。カタカナも少しずつ大丈夫になりつつあります。数字もほぼ完璧で、ここ最近は簡単なたし算もできるようになってきました。

いろいろな角度から飽きさせないよう、そして、思考しながらできるように国語的なものから算数的なものの両方を行っております。同じような問題が入塾したての頃と比べるとはるかに速く正確になってきております。最近では教えていてこちらが驚くことも多く、幼児の理解力や記憶力に感心するばかりです。何週かまえに早口言葉を教えたら先週あたりは言いながら入ってきましたし…

いよいよこれから本格的に学習に近いものに入っていくのですが、ただただ楽しみですね。

年長さんは過去に2人目の生徒ではありますが、年長さんや小学校低学年の子どもたちは、まだまだ勉強の仕方も考え方もほぼ白紙に近いので、間違った方向へ行かないように注意を最大限払いながら指導をしております。言葉かけやヒントの出し方、モチベーションの保ち方なども気を付けております。アドラー心理学を学んでおいて良かったなと感じる場面が幼児や小学校低学年を教えて思いますね。

小学校の低学年までは、あれはできないだろう、とかこれは無理かなという概念は捨てずに接するようにしております。意外にいろいろなことができるからです。難しそうな問題でも最初から教えることはせずに問題を読むだけにして、なんだかんだいろいろやっているのをみてから、必要なヒントを出すようにしております。

アドラー心理学の他にもわが子の子育てを経験したのが年長さんや小学校低学年の指導には役に立っております。

例えば、以前も一度書いたことがありますが、わが子(2番目)が補助輪なしでの自転車に乗ったのはちょうど3歳になるかならないかの時。最初から補助輪なんてつけませんでした。しかも自転車の練習時間はわずか5分。これで乗れるようになりました。こちらが最初から「まだ無理だろう」とか、「最初は補助輪があったほうが」と思ってしまってはダメなんですね。やってみなければ分かりませんから。そして、初めて自転車に乗れたわずか数日後には、本庄の自宅から高崎までの約30kmを自転車で行ったわけです。その数週間後にも同じように約30kmの道のりを走っております。

大人でも本庄から高崎まで自転車で行けと言われたらほとんどの人が無理、とか嫌だと答える距離ですが、順調に行けたわけです。これも大人の勝手な思い込みで、「そんな遠くまで自転車で行けるわけないだろう」という判断があると、そもそも自転車で出かけさせないはずですね。上の子も小学1年生の時に約40kmの距離を自転車で走っていたので、やはりやればできるということです。

それは勉強でも同じで、こんな内容は理解できるかな?とか、まだ早いのでは?とか、これはむずかしいだろうなぁ・・・というような判断は不要です。漢字などは特にそうですね。習っていようがいまいがそれは関係ありませんね。よく習っていないからひらがなで、とありますが、私はどの学年でも基本的に漢字で書いて説明しております(もちろん読んであげますが)。漢字は、何年だからとか、何歳だからというのは教科書や指導の問題であって日常生活ではそんなくくりはありませんので、普段から普通に使っております。そんなのを当たり前にやっていると自然と読めるようになってきたり、しらないうちに書けるようになったりもしております。

特に年中から年長さん、小学1年生と非常にいろいろなものができるようになる学年ですから、型にはめずにしっかりと伸ばしてあげましょう。


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