低学年で文章を読む

深谷市にある彩北進学塾です。

中学3年生が入試の過去問や予想問題を解いているのを見ているといまだに国語や英語で「時間が足りなくて最後まで終わらない」というのを見かけます。

問題を解く順番など工夫しても終わらないわけですが、そうすると今度は、設問を読んでその傍線あたりだけを見て考えるという悪循環に陥ります。問題の文章を読まずに、傍線部分付近だけで答えを探そうとすると必ず間違えるようになっています。

そして、それ以上に厄介なのが語彙力不足による文章を理解できないという問題です。文章をすべて読んだ後に「何が書いてあったか」が分からないというわけです。

この原因のほとんどは「語彙力不足」によるものがほとんどです。英語では英単語が分からないものがあればどんどん内容が分からなくなります。国語の文章はもっと大変なことに「分かる気がしてしまう」のです。日本語ですので読めないことはないのでなんとなくで読み続けてしまいます。しかし、国語でも語彙力の不足が原因で点数が取れない生徒は多くおります。学校の中間テストや期末テストの国語のテストが70点いかないようですとほぼこの語彙力不足といってもよいでしょう。

語彙力は勉強してなんとか、というよりも普段の生活の中でも積み重ねの部分が大きいわけです。特に語彙力をつけるのは低学年のうち。漢字も含めて語彙力を鍛えるためには、小さいころから「文章」を読むことです。読みながらにして語彙力が身に付いていきます。文章の中で使い方を自然と学んでいきます。

文章を読むことで知らない言葉でもなんとなく意味が分かるようになってきます。そして知らない漢字も自然に見て覚えてきます。

低学年のうちに、「漢字」だけやっていても必ず学年が進むにつれて行き詰まりを感じてくるはずです。ですからできるだけ小さいうちから文章に触れる、そして文章を読むことをお勧めします。

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