ご家庭での学習環境の整え方

深谷市の彩北進学塾です。

中学3年生の皆さん、今日は卒業式でしたね。ご卒業おめでとうございます。これで1つの区切りですね。しばらくは何もない日々が続くと思いますが、高校入学後に向けて少しずつ進んでいきましょう。

さて、保護者の方や生徒とお話をしている中で時々出てくる会話。「家だと集中できない」というものがあります。理由を聞くと、「兄弟姉妹がちょっかいだしてくる」とか「LINEの通知がちょくちょく来ていて無視できないから気になる」とかあります。

子どもたちが勉強をするうえで、環境はとても大切です。集中できる環境を整える、あるいは整えてあげることもが重要です。低学年のうちは親が勉強に関わることとしてできることの1つではないでしょうか。もちろん、学年が上がれば子どもが自身でそのようにできなければ困りますが、ある程度の学年まではその部分は親が手伝える部分でもあると思います。

学習環境はいろいろな部分がありますが、大きく分けると以下のようなものがあります。

1.テレビやラジオ、音楽、家族の会話などが聞こえないようにする。

これは、集中するために静かな場所で勉強をさせるためのものですが、気が散ってしまうものの上位にテレビがあります。テレビの音や映像は勉強に支障をきたすと思います。見たくない番組であっても映像や音声が流れているとそちらに目が行ってしまいます。

入試やさまざまな試験の最中で完全に無音ということはありませんので、ある程度の音があることは構わないのですが、それが子どもの集中力を切らせてしまうほどのものであれば、注意が必要です。

2.整理整頓したところでやる

机の上やその周りが散らかっていたり、ものが山積みになっているような場所ですとなかなか集中できません。これは子ども自身がやるべきことではありますが、そうでない場合は、まず整理整頓をさせてから勉強をさせるほうが良いでしょう。すぐに元通りの汚さになってしまう可能性はありますが、勉強するときはきれいな整理整頓された場所でやるようにしていきたいところです。

3.スマホ・タブレットは目に触れないようにする

最初に書いた集中できない理由の1つにスマホなどでのSNSが挙げられます。目につく場所にあれば、子どもたちは必ず触ってしまいます。そして、知らないうちに勉強よりもスマホのほうが長くなってしまいます。勉強するときは、音も消してできるだけ勉強する部屋に持ち込まないのが理想です。どうしても持ち込まなければいけないのであれば、目には触れないようにしておくことが重要です。子ども自身も勉強時間中は一切触らないという意思が重要なのは言うまでもありません。

兄弟姉妹が邪魔をしてしまう場合については、工夫の必要があります。兄弟間でのコミュニケーションはとても重要だとは思いますが、勉強する時間は集中して取り組みたいものです。ルールを作るなり、親が兄弟姉妹の面倒を見るなどしてその時間は邪魔をしないようにさせるなど、何かしらの対策が必要かと思います。

ある程度、兄弟なども年齢が上がっていけば同じ時間に学習することもできますが、特に兄弟が幼い時はどうしても邪魔をすることになりますので、その時間は勉強を避けるのも1つの方法かと思います。

ほとんどのご家庭で子どもの学習する部屋があると思います。
しかし、勉強ができる人はみんな自分の部屋があるとは限りませんし、自分の部屋が無ければ勉強できないというものどうかと思います。よって学習環境を整えるというのは完全に子どものための空間を1部屋用意することではないので、どこでやろうと上記のような状況のほうがよいということです。

そして、どうしてもご家庭での学習環境が整わないのであれば、塾は選択肢の1つとして候補にもなると思います。図書館や公民館などももちろんありですが、やはり「塾=勉強するところ」という雰囲気や気持ちは大切なので、たとえ家で学習環境が整えられたとしても全く集中できないのであれば、塾が良いかと思っております。

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