埼玉西武ライオンズと勉強の話

深谷市の彩北進学塾です。

突然ですが、私はプロ野球、埼玉西武ライオンズの大ファンで、それこそ黄金期からずっと応援してきております。その埼玉西武が今シーズンはなんとダントツの最下位。数々のワースト記録を更新しての泣けるほどの惨敗という惨めなシーズンでした。もちろん応援はしていますが・・・

さて、何が言いたいか。

この歴史的弱さの原因の1つに「練習不足」と「緩さ」がありました。とにかく最近の埼玉西武の選手たちは練習しないという話です。さらにそれぞれが役割を理解せず淡々とこなしているだけ。ミスしても練習しないし、へらへらしている。そんなことが聞こえてきていました。

これは、勉強でも同じです。

まずは「量」です。勉強量が足りなければ何もなりません。勉強時間が少ないのに成績が上がらないのは当然で、さらに勉強していてもなんとなくただ問題を解いているだけでは結果は変わるわけがないのです。要はすべて「勉強不足」です。

野球に戻ると、今年の埼玉西武は送りバントやエンドラン、盗塁、連係プレーなど細かいプレーがほとんどできなかったわけですが、それは練習していないからです。練習していない、あるいは練習でできないものは本番の試合でできるわけがないのです。

かつての黄金期の西武は、とにかく練習したという話です。基本的な走り込みの量も半端なかったようです。細かいプレーの練習を何度も体にしみこむまでやっていたわけです。

勉強でもそうですね。自力で解けない問題がテストになって急にできるわけがないです。基礎基本の繰り返しでミスをしないようにしていく必要があるわけです。日々のそうした積み重ねが点数につながっていくわけです。解けない問題は何もしなければいつになっても解けないままなわけで、それをできるようにするのが勉強です。

今の埼玉西武は、緩さも問題になっております。おかげで不祥事も多いわけですが、プレー一つとっても緩慢なものが見え隠れしております。目に見えないミスよりも目に見えているミスが多いのは、やはり一つ一つのプレーに対する気持ちの面が弱いのではないでしょうか。かつての西武は、徹底管理でしたが、今と時代は合いませんが、選手任せ、放任主義はいかがなものか。

塾でも私は常に「緊張感」という言葉を使います。緊張感がない勉強は身に付かないと思っているからです。目的意識(今日はこれをできるようにしよう、ここまでは完璧に覚えようなど)とともに緊張感が重要なわけです。特に受験生はそうです。

ある程度は塾でも生徒任せな部分も多くなってきましたが、最近はあまりよくないかもと思いなおしているところです。

「ここを来週までに家で読んでおいて」「この問題は自分で解いて丸を付けて」「自分でやっておいて」などこれからの言葉はおそらくすべて生徒たちにとっては「やらなくていい」に聞こえているはずですし、実際そうでしょう。

ですから、私の基本的な考え方としては、中学生は家で勉強しないという前提で物事を考えております。よって、中学生は塾での拘束時間が増えてしまうわけです。一昨年くらいまでは自習も多くいたのが、昨年あたりからだいぶ減ってきているのも少し考えていく必要があります。

家でやらないのであれば塾でということで自習を推奨していたわけですが、何をどういっても自習に来ない生徒が増えたのは明らかです。かといって家でやっているかと言ったらそんなこともないでしょう。ここらへんは来年度からの課題としていろいろ考えてはおります。

黄金期の西武は勝つのが当たり前、優勝するのが当然という状態でした。そんなプレッシャーとの中で選手たちはプレーしていました。選手一人一人がとても大人だったと思います。しかし今は精神年齢というか、考え方が昔と違ってだいぶ幼いのは確かです。徹底した管理や叱るなどによって、折れてしまう選手も多くいるようです。しかし、結果を出すにはそれではいけません。自覚をもってやっていく必要があります。

勉強面も同様です。

成績を上げたかったら、志望校に合格したかったらやるしかないのです。頑張りたくないから、今の成績で行ける高校を選ぶ、勉強しても成績が上がらないからこの高校でいいか、のようになりがちな今の生徒たち。

高校合格がゴールではありませんし、彩北進学塾はむしろ高校合格後のことを考えています。どこかの高校に合格で切ればそれで終わりならそれでいいでしょうが、高校に入学した後のほうが勉強は大変なわけです。義務教育ではありませんから誰も救ってくれません。大学儒家にゃ社会人になったらもっと大変です。

嫌なことから逃げないために、そして、継続してやりぬく力をつけるために中学生のうちにしっかりと学習をしてほしいと思っております。日々の勉強を頑張れなかったら、この先のもっと高い壁があった際に頑張れるわけないです。合格・不合格という結果以上に毎日やることの重要性があるわけです。

なかなか中学生のうちに分からないのかもしれませんが、適度な緊張感を持って勉強時間をきちんと確保して目的式を持って取り組む。そして基礎基本をおろそかにせずに繰り返す。

これが勉強の基本であって、当たり前のことです。

中学生は部活動でも同じように学んでいるはずです。勉強もスポーツも部活もみんな同じです。

そして、家でできないのであれば塾に行きましょう。塾は環境が整っております。勉強する空間です。場所が変われば気持ちも変わります。周りが頑張っているから自分も頑張れます。一人はつらい時もありますから、そんなときは自習を利用してくださいね。

ちょっとあまりにも埼玉西武が無様で悔しくてつらかったので愚痴りながら勉強に結び付けてみました。来年は優勝とはいかないまでもみっともない試合だけはやめてくれ~。西口監督、お願いします‼