面談時に生徒と話すこと

深谷市の学習塾、彩北進学塾です。

今日から深谷南中はようやく中間テストです。

それ以外の中学校はテストが終わっていますので、まずは中学3年生と個人面談を行っております。

「面談」というと初めての生徒は、「え?なにかしましたか?」という感じになったり、「何か悪いことを言われるのだろうか?」となるようです。面談=よくないもの、という認識なのでしょうか。私にはよくわかりませんが。

短い生徒で約20分間くらいですが、長い生徒ですと1時間くらいの面談時間になることもあります。

彩北進学塾というより私がする面談は以下のような流れ。

・まず生徒自身に現状を話してもらう

勉強の状況、学校や塾の授業や人間関係、困っていることや不安なこと、その他。

実はここが一番大切です。いかに本心で隠し事なく話してもらうかが重要なので、たとえ勉強時間が0であっても正直に言えるような普段からの信頼関係作りが必要ですね。マイナスなことや自信に不利なこと、または塾や先生に対する不満なども全部話してもらいます。ここでしっかりと聞くことを意識しています。間違っても途中で口を挟まないようにしております。話しやすいようにうまく相槌や質問はしますが…

・生徒の現状でできていること、良いことなどをきちんと伝える

マイナス面を指摘するのは簡単ですが、まずは良いところ、勉強面で言えばできているところ、そして、普段の状況から頑張っている点などをしっかり認めて口にして伝えています。授業中も含めて良い点を普段から意識して捉えていないとできませんので、その生徒たちのできている部分を常にアンテナを張ってみております。

・改善点や提案、そして、学習指示を含めて今後にやるべきことの明示

最初の生徒の話にあったもので解決できるものや改善できる点などはすぐに提案をします。個人塾の良いところはすぐに変更できるという臨機応変さと思っておりますので、学習面だけでなく生活面などを含め、こちらから提案をしていきます。その際に「こうしろ」という命令ではなく、何ができそうで、どう変えられるか生徒自身と話をしながら方向性を見つけていきます。ただどうしても変えなくてはいけない部分や間違っている部分は、ある程度は強制するところもあります。

・高校入学後のこと

私自身は塾の指導で一番大事だと思っているのがこの部分。高校合格がゴールではなく、高校に入学してからの勉強や生活の方が大変なわけです。将来どうしたいのか、高校入学後にどうしたいのかなど確認しながら、高校入学後に勉強面で困らないように今すべきことは何なのかを話していきます。合格や点数というのは通過点で後からついてくるものなので、そこを意識するのではなく、高校のことを考えて進路指導をしていきます。

最後に、再度生徒から何かないかの確認と、これからこうしていこうという明るい未来を考えて終わらせていきます。モチベーションは上がるのは当然ですが、高校入学後のことを意識してそこに向けて学習をするようにしてもらえるようにしています。

途中、勉強方法や悪い部分にも触れることもありますが、あくまでもこれからどうするかを重視していくので、暗い面談にはなりません。そして勉強はすぐに効果が出ないこと、なかなかこの時期からは上がらないこと、でも最後まで継続してやるしかないことを確認しています。

面談=元気ややる気が出る場所

という認識になってくれるといいかなと思っております。

昨日、もう何年振りになるだろうという卒塾生が訪ねてきましたが、昨日まで普通に塾に通っている生徒のような感じで入ってきて私も驚くことなく迎えて、お互い普通に以前のように話をしました。すでにこの生徒も大学4年生です。おそらく7年ぶりくらいでしたが、そんな感じがしないのがおそらくこの塾の卒塾生たちです。誰がいつたずねてきても同じような感じです。

この生徒たちも中3の時はたくさん話をしました。そしてこうして立派になっているわけです。どの生徒も彩北での頑張りというものが受験のためで終わらず、その先の自学自習の習慣につながっていけばよいかなと思った日でした。