自分のことは自分で

埼玉県公立高校入試に強い深谷市にある彩北進学塾のブログです。

さて、テストも近くなってきて、自習の生徒も増えてきました。活気のある教室内はテスト前の恒例の雰囲気になっております。

例年と違うのは、あまり長時間の学習をする生徒がいないということでしょうか。そのへんは少し心配ではあります。勉強は時間をかけた分だけ成果につながります。短ければそれだけの結果にしかなりませんので、できる限り時間をかけて確実に定着させていく以外に方法はありません。あまり集中力が長く続かない生徒が年々増えているような気もしますが、特にここ2年間はコロナの影響なのかどうかわかりませんが、実感しております。

さて、テストのこともそうですが、それ以外の面でも、自分のことは自分でできる生徒とそうではない生徒では学力の差になっていると感じております。

いくつか例を挙げてみますが、以前も書いたものもあります。

・学校でどこをやっているのかわからない

授業の最初に学校で最近やったところを聞くと「分からない」という返答をする生徒は学力が低いです。何か聞いた語句や単語を聞いても、もっとひどくなると、教科書を見せてもどこだかわからないという状態。こういう場合はだいぶ深刻ですから、自分のお子様に学校で今日習ったところがどこなのかを聞いてみるとよいかもしれません。

・テストはいつ?

各中学校の年間行事予定は把握しておりますので、知っていて確認をしてみるのですが、テストがいつかを尋ねても答えられない生徒が時々います。これでは前日や当日になってテストと知るのでしょうか。その前に、ゴールが分かってそれに向けての計画を立てるわけですから、テストの日が分からないのはよっぽど意欲がないのかということになります。テストに限らず、学校行事(体育祭や音楽会などの大きなイベント)や部活動の大会でさえも、「いつだっけ?」となっている生徒はどうしたものかと思います。

・持ち物の管理ができない

提出物や持ってこなくてはいけないものの管理ができない生徒も学力が低い傾向にあります。これは必ずではありませんが、ややその傾向が強いということでしょうか。忘れ物をするのはやる気がないからと良く言われますが、やる気よりもそういったものを覚えておく訓練が足りないように思えます。

・伝えるべきことを自分ではなく、親などに言ってもらう

何かの用事で欠席する場合やわからないところの質問などを自分で直接先生に言わずに、親に連絡してもらうような場合も学力に何らかの影響を与えていると感じております。これについては逆もそうですね。子ども自身が伝えればいいものを先回りして保護者の方が先生などに連絡をしてしまう場合も同じようなことが言えます。

・塾に自習に来る日時が分からない

自分で決めずに親が言うから行くというような場合はダメです。やる気の部分もそうですが、自分で行くか行かないかを決めることができないようでは話になりません。

すべてにおいて共通しているのは、自分自身のことを自分で決めていないということです。新型コロナワクチンを打つか打たないかなどは、当然ご家族の考えがあるので子どもだけで決めることはできませんが、親はできるだけ自分自身のことは本人にやらせるようにしてほしいと思っております。

特に高校生になると待っていても情報は誰も教えてくれません。中学までは誰かが教えてくれたかもしれませんが、高校生になるとそうはいきません。自分自身で情報を得て判断していく必要があるのです。だれかが、という考え方がこれから先、自分をダメにしていく一方です。

いつ、どこで、何をするのか・・・

あるいは、何がいつあるのか、どんな予定が入っているのかなど日程や内容などはすべて子ども自身が1人で覚えていられるようにしていくことが大事です。その日になって親が今日は何何だから、といって子どもがそれに従って行動をするような状態は早く辞めるべきですね。遅くても小学校の6年生くらいになったらそんな感じにしていきたいところです。

そうしたものが直接ではないにしろ、学力にも相当影響していると思いますので。


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