語彙力を高めよう

深谷市の学習塾 彩北進学塾です。

ここのところ、お問合せや無料体験の受講などたくさんいただいております。誠にありがとうございます。お子様の学習面、学力などについてお悩みなことが多いようです。そのお悩みは彩北進学塾で解決できるものも多くございます。縁があればぜひお試しください。学校の授業理解と定期テストでの成績アップ、それが内申点アップにつながり、行きたい高校への合格へとつながるはずです。

さて、ふと思ったことですが、最近は生徒と話をしているとこういった会話が多くなりました。

生徒:「今日部活の大会だったんですけど、ヤバかったんです。」

私:「どっちのヤバい?良かったの?悪かったの?」

また別の日は、

生徒:「数学のテストがやばかったんです。」

私:「どっちのヤバかった?良かったの?悪かったの?」

そしてこういうこともあります。

私:「数検受験してみる?」

生徒:「いいです」

私:「どっちのよい?受ける?受けない方?」

以上のようなことがおそらく各家庭でも繰り広げられているかと思います。

今に始まったわけではありませんが、1つの言葉でたくさんの意味を、しかも反対の意味まで持つようになってしまっています。そのおかげで、ちょっとの言葉だけで子どもたちの会話が成り立っています。

上記の例で言えば、「やばい」という言葉。

この言葉は本来はマイナスの言葉ですが、どんな意味でも使っている生徒が多いわけです。

マジやばかった

本来の意味は、

・危険や悪いことが起こりそうな形勢。あぶない。

という意味ですが、

①すごくよかった

②楽しい

③すごい

④おいしい

⑤かわいい

⑥あやしい

⑦緊張する

などわかるだけでもこれだけあります。

当然ですが、これでは語彙力が増えるわけがありません。どんな状態・状況でも全部「ヤバい」で済むからです。

上記の私のようにどちらの意味なのかを確認しないといけない状況になりますね。

他にも

「無理」などもそうでしょうか。

無理という言葉がポジティブな意味で使われることもありますね。

「えぐい」「えぐいて」などもいろいろなところで使っているのを耳にします。

少ない語彙数で会話ができてしまうのと、本来とは異なる意味で使っているわけですから、当然、テストや受験で出てくる文章中の言葉の意味が分からないのも無理はありません。使ったことがない言葉は意味が分かりません。

国語の文章だけでなく、そこに文章があれば結局は語彙力がモノをいいます。語彙力が乏しいと内容の理解ができませんので、問題を解けるわけがないですね。国語の問題が解けない、文章の意味が分からないといって読解の仕方や勉強の仕方を学んでも語彙力がない場合はなかなか厳しいものがあります。

そういう意味では、語彙力を高めることこそが学力向上につながると思います。語彙力は日常生活でもそうですが、とにかく分からない言葉があったらすぐに調べるなり聞くなりすることもそうですが、上で書いたようにたった1つや2つの言葉ですべてをいいあらわすのではなく、きちんとその状況や物に対して適する言葉を使うことが肝心です。

分からない言葉や語句をそのまま放置している人がほとんどですし、わざわざ調べたり聞いたりするする人もほぼいないです。分かったつもりでいるのかもしれませんが、実はわかっていないはずです。

問題を解いたら答え合わせや丸付けをする労力があるならば、つねに「知らない言葉や語句」があったらすぐに調べて解決することが重要です。おそらくどんな良い勉強法やどんなに良い参考書があっても、結局は語彙力がない場合は学力も成績も伸びません。なによりも言葉や語句を鍛えてほしいと思います。

幼いころから言葉に対する興味関心を持たせることが大切ですね。きっとそれだけでだいぶ学力が高い子になるはずですから。

※少し内容が違いますが、私が大人が使っていて違和感を感じる言葉がありますが、それは「めっちゃ」という言葉です。

めっちゃ簡単、めっちゃおいしい、めっちゃすごい、などなど。大人でも相当使っている人がいますが、せめて20歳までだと思います。言葉は変わっていくものですが、日本語の良さはつなげていってほしいものですね。

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