小学生のころから問題を読む癖を

深谷市の塾、彩北進学塾です。

小学生が問題を解くのを見ていると、「問」をきちんと読まずに解く生徒が多くおります。彩北進学塾では「問題文をきちんと読むだけでも点数が大きく変わる」と伝えています。問題文に線を引かせることも多くありますが、入塾したばかりの生徒や体験に来たい生徒を見ているとしっかり読まない生徒が多いです。

例えばこんな感じです。

問「~~~はどういうことですか?」

答「~~~~~から」

本来は、「~こと。」で終わらせなければなりません。

問「~~~~~でふさわしくないものを記号で答えなさい」

答えは「ふさわしいもの」を選んでしまう

問「~~~書き抜きなさい」

答えでは、書き抜きではなく自分で本文中の言葉を使って変えてしまう

問「~~~を15字で書きなさい」

答えでは、12文字でおわりにしている場合がある

15字以内などと勘違いしている

問「~~~は何ですか?」

答「~~~~だと思います」

何?と聞かれているので、名詞または「~こと」のようなもので終わるはずなのに文になっている

このようにさまざまな間違いが多く見受けられます。

国語に限らず他の教科でも質問と答えの形はきちんとあっていなければなりませんし、国語では特に読み間違えが致命的なミスになることもあります。

せっかく正解が分かっていてもきちんと問題を読まないせいで×になることがよくあるわけですね。

こういったものを防ぐには、しっかりと問題を隅まで丁寧に読む癖を早い段階から身につける必要があるとともに、やはり一番いいのは問題文にもきちんと線を引くなどそこに目が行くようにしておくことです。

中学生や高校生になっても問題文を途中まで読んで判断してしまったり、ほぼ読まずに解答する生徒もいますが、小学校の低学年のうちからきちんと訓練をしておく必要があるでしょう。意識しないと直りませんので放っておいても改善することはありません。子ども自身が気付いても直すことをしなければ同じことです。

国語だけでなく他の教科でもそうですが、問題文も問も出典や注なども含めて隅々まで丁寧にきちんと読むことを徹底したいものです。これは勉強のみならず社会に出てからも重要な力です。勉強に限らずです。思い込みはなかなか直せませんので幼いころから習慣付けできていることが望ましいですね。