【算数・数学】分数でつまずく子は少なくない!原因と対策を徹底解説

「うちの子、整数の計算はできるのに、分数になると急にできなくなるんです…」

算数や数学の指導をしていると、このような保護者様のお悩みをよく耳にします。同じ単元でも、整数の問題と小数や分数の問題では、子どもの正答率が大きく異なることは珍しくありません。


なぜ分数でつまずくのか?
例えば、中学1年生で習う正負の数の計算。

(-3)+(+5)= +2
これはスムーズにできるのに…

(-2/3)+(+2/5)= ?
こうなると、途端に手が止まってしまうお子さんがいます。

計算自体は整数と同じなのに、分数になると難しく感じてしまうようです。


分数が苦手になると、こんなことが…

・分数の問題に取り組むうちに、整数の計算方法まで忘れてしまう
・分数の計算自体はできるのに、文章問題になると手が止まる
・「整数と同じように計算すればいい」という声かけは逆効果

お子さんにとって、分数と整数は「別物」。
安易な声かけは、かえって混乱を招くことがあります。



分数克服のための3つのポイント
・分数のイメージを掴む
まずは、分数の意味を丁寧に説明しましょう。
図や具体物を使って、視覚的に理解を深めることが大切です。

・焦らず、根気強く
分数への苦手意識は、すぐに解消できるものではありません。
お子さんのペースに合わせて、根気強く指導しましょう。

・つまずきの根本原因を探る
分数の計算ができない原因は、分数そのものとは限りません。
例えば、小学校の基礎計算が曖昧な場合もあります。
根本的な原因を特定し、そこから対策を立てていくことが重要です。



小学校算数の重要性
小学校で習う算数は、中学校以降の学習の土台となります。特に分数は、算数だけでなく、数学、理科など、様々な教科で必要となる重要な概念です。

春期講習では、算数の復習講座を受講するお子さんが多くいらっしゃいました。改めて、小学校算数の重要性を痛感しました。

彩北進学塾では、お子さんのつまずきに寄り添い、根本原因から丁寧に指導いたします。分数でお困りの際は、お気軽にご相談ください。