【中学生の数学でつまずく理由】「文字になるとわからなくなる」

小学生のときは算数が得意だったのに、中学生になってから急に「数学が苦手になった」という声、よく聞きませんか?

その原因の一つが、「文字になるとわからなくなる」問題です。



数字ならできるのに、文字になると…

例えばこんな問題を考えてみてください。

1個150円のリンゴを3個買って、1000円出しました。おつりはいくら?

この問題、小学生でもすぐに「150×3=450」「1000-450=550」→おつりは550円と答えられます。

でも、これが次のような問題になると…

1個150円のリンゴをx個買って、1000円出したとき、おつりをy円とするとき、xとyの関係を式で表しなさい。

急に「?????」となってしまう生徒が続出します。



なぜ「文字」になるとできなくなるのか?
小学校では、基本的にすべての情報が数字で与えられているため、「計算の手順を覚える」ことで対応できる場面が多いです。

しかし、中学に入ると、「x」や「y」といった**文字(変数)**が登場し、一気に世界が変わります。

やることは同じでも、「目に見えない数字(文字)」を扱うことで、「急に難しくなった」と感じてしまうのです。



上記の問題ですが、特に多いのが、こんな間違い:

正しくは  1000 - 150x=y なのに
150x - 1000 = y と書いてしまう生徒が本当に多いのです。

しかも、それ以前に「そもそも何をすればいいのかわからない」という子も…。



文字になっただけで「別のもの」に見えてしまう
これは円の面積や円周の公式でもよく見られます。

小学生のときは「半径×半径×3.14」「直径×3.14」など、数値で覚えた公式で解けていた問題が…

中学になると「πr²」や「2πr」と表現が変わるだけで、「全然わからない」と混乱してしまうのです。

やっていることは同じ。
でも「文字になるだけ」で、全く別物に見えてしまう。

これが数学嫌いになるきっかけになってしまうのは、本当にもったいないことです。



彩北進学塾では「文字=数字」に置き換えるトレーニングから
彩北進学塾では、こうした「文字になるとわからなくなる」問題に対して、まずは文字を数字に置き換えて考える練習から始めます。

たとえば先ほどの問題であれば、 「x=3として考えてみよう」と言えば、「あ、さっきのリンゴの問題と同じじゃん!」と気づけるのです。

つまり、「文字を入れ替えて数字にすることで“やること”が見える」ようになる。

ここから、「あ、文字でも同じなんだ」と少しずつ感覚をつかめるようになっていくのです。



「数学=難しい」を作らないために
中学数学で最初につまずくと、その後の学習全体が苦しくなってしまいます。特に1学期の「文字式」「式の計算」は、最初の山です。

彩北進学塾では、この「最初の壁」をしっかり乗り越えるサポートをしています。

「数字ならできるのに、文字になるとできない」
「考え方は合ってるはずなのに、式が立てられない」

そんなお悩みがあれば、ぜひ一度、体験授業でご相談ください。

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数学の「つまずきポイント」は、ちょっとした“気づき”で一気に解決することがあります。

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